Apple、「iPhone XS」の512GBモデルの利益は64GBよりも218ドルも多い
「iPhone XS」と「iPhone XS Max」はiPhoneとして初めて512GBモデルが用意された。512GBモデルと言えば、「MacBook」で選択可能なストレージ容量と全く同じなのだ。
「iPhone XS」の64GBモデルは税別112,800円、512GBモデルは152,800円。その価格差はなんと4万円(米では350ドル)もあるが、Bloombergによると、512GBのフラッシュメモリに掛かる費用は64GBと比べて132ドルの差しかないという。
単純計算をすると、Appleは64GBモデルと比べて512GBモデルの方が218ドルも多くの利益を得ることになり、512GBモデルを得れば売るほど利益率が高くなるということになる。
全体で利益率が上がっているかどうかは分からない
フラッシュメモリの費用は例年より低下していると見られているが、「iPhone XS」は価格が下げられたどころか上げられている。
ではこれによってAppleはボロ儲けなのか、というと、正直誰にも知る由がない。単純にフラッシュメモリだけで言えば512GBの方が利益率が高いかもしれないが、それ以上に「A12 Bionic」の開発やカメラの改良などの開発費用に膨大なコストが掛かっていることも考えられる。
また、Appleは価格の設定を利益率ではなく、マーケティングとして設定するため、512GBモデルが最も儲かるような価格に設定していることはない。
なお、Ming-Chi Kuo氏によると、「iPhone XS Max」は「iPhone XS」よりも4倍以上の売れ行きとのことで、最も人気のあるストレージ容量は256GBモデルとのこと。
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