初夢は「1月1日から1月2日にかけて見る夢」を意味する
初夢は大晦日から元旦に掛けて見る夢ではない
新年を迎え、ひとしきり騒いだあとに「良い初夢が見られますように」と思って眠りにつく。朝起きて、初夢を見ることができていないことに気付き、ガッカリした人もいるのではないだろうか。
皆さん、ご安心下さい。僕を筆頭に間違えて覚えている人が多いのだが、初夢は大晦日から元旦に掛けて見る夢ではない。実は、初夢とは「1月1日から1月2日にかけて見る夢」を意味するのだ!
「1日から2日の夜」または「2日から3日の夜」
「そんなバカな」「信じられない」「知らなかった」など驚きの声が聞こえてきそうだが、僕もこれを知った時は衝撃の事実だった。イラストで解説した画像が話題になっていたので紹介しておく!
初夢を勘違いしている人が多いと思うので貼っておきますね pic.twitter.com/4iPg4F4fvB
— ようかん (@lusee5559) 2014, 12月 31
Wikipediaによると、現代では「1日から2日の夜」または「2日から3日の夜」に見る夢を「初夢」と定義しているとのこと。理由がなんとも単純で、大晦日から元旦にかけて人々が眠らない風習があったことから、最近では1日から2日に見る夢を「初夢」と定義付ける人が多いようだ。
1日から2日に見る夢という定義は分かるが、2日から3日に見る夢を「初夢」と定義するのは不思議だ。この由来については定かではないが、書き初めや初売りなど新年の行事が2日に行われることが起因しているのではないかと言われている。江戸時代後期ではこの「2日から3日にかけて見る夢」を「初夢」とする考えが主流だったそうだ!
他にも「大晦日から元旦に掛けて見る夢」が「初夢」ではない理由として、下記のように解説している人もいた。
@sheltie810 @lusee5559 @aremi_4134 これが大晦日だと、元旦の朝日が出るまでが大晦日。新年の初めての夜=夢はその日、つまり元旦から2日にかけての夜です。なので、初夢は1→2日の夜の夢です。
— みどり (@k_midori_) 2014, 12月 31
@sheltie810 @lusee5559 @aremi_4134 えっと、時代は個人が時計を持っていなかった江戸のころ。いち日の始まりは日の出。これならみんながわかる。で、そのいち日の終わりも日の出。つまり、今みたいに夜中に一日は始まりません。なので、寝ている最中は前日です
— みどり (@k_midori_) 2014, 12月 31
1日の始まりは日の出。なるほど。
元日に起きて「初夢を見ていない!」と焦った人も、大丈夫!本日寝て良い夢見ましょう!
それでも見れなかった人もご安心を!「僕は江戸時代風の定義だ!」と言い張り、2日の夜も再度挑戦しましょう!