12.9インチiPad Proを2枚使って携帯可能なトリプルモニター環境を作ってみた
作業領域が広くなるため作業効率は上がるが、見過ごせない欠点がいくつか……
M1 MacBook Proの内蔵ディスプレイと12.9インチiPad Proの2020年モデルと2021年モデルを使い、携帯可能なトリプルモニター環境を構築してみた。1台目のiPad ProはSidecar、2台目はLuna Displayで接続した。Sidecarはワンクリック、Luna Displayは専用アプリをインストールした上でドングルを接続すればサブディスプレイ化できる。
選択できる疑似解像度は1,336 x 1,024のみ。13インチMacBook Proのデフォルト疑似解像度は1,440 x 900で、僕が指定している「スペースを拡大」した状態は1,680 x 1,050。iPad Proは表示が少し窮屈になるが、作業領域が広くなるのは快適だ。
作業領域が3倍に、使用頻度の高いアプリのアクセスが改善
iPad Proを使ったトリプルモニター環境は、見た目以上に快適だ。十分なスペースが必要になるが、作業領域が3倍になるだけでアプリの表示切り替え頻度が減り、作業効率が上がる。
24インチ以上の外部ディスプレイを3枚並べた場合、カーソルの場所を見失うことが多々ある。約13インチのディスプレイを3枚並べても、カーソルは迷子にならなかった。
僕はJPEG miniを左側、右側にLINE、メール、Slackなどのメッセージアプリを配置。iPad Proに一部アプリを移動し、メインの作業領域に表示するアプリを減らすことで自宅の作業環境に近い作業スタイルを実現できた。
iPad Proを2枚使った作業環境、2つの欠点
M1 MacBook Pro+2枚の12.9インチiPad Proは、携帯可能なトリプルモニター環境であることは確かだが、3つの欠点がある。
Luna Displayが重い
1つ目は、Luna Displayの使い勝手だ。
MacBook Proに小さいドングルを接続すればSidecarのような使い勝手が実現できるが、スクロールすると表示が崩れ、カーソルを移動する度にコマ落ちし、サブディスプレイとして使用できない。アプリ上で解像度を落とすなどの対策もできるはずだが、何度試してもエラーメッセージが表示され解決できなかった。
電池消費が激しい
2つ目は、バッテリー消費が激しいこと。充電しながら使用する分には問題ないが、なかなか電池が減らないM1 MacBook Proでさえも、Sidecarとの同時利用で1時間以内に20%近くの電池を消費していた。
重すぎる
3つ目は、重さだ。「携帯可能なトリプルモニター環境」としているが、3台の合計重量は2.8kgもある。軽めのダンベルを持ち運んでいる状態と同じだ。
iPadをサブディスプレイ化するならSidecar一択、1枚まで
iPadを使ったSidecarの魅力は、タブレットとしてのiPadを必要に応じてサブディスプレイとして使える点だ。12.9インチiPad Proを2枚使ったトリプルモニター環境はロマンこそあるが、iPad Proを2台持ち歩くことになる。ただでさえ活用できていないiPad Proを、2台も持ち歩くのは現実的ではない。
iPadをサブディスプレイ化するならSidecar一択。欲張らず1台までのほうが良いだろう。
実用性はともかく、こういうの大好き(^^;
option+変更(だったっけ?)で解像度変えられたりしないかな?
ビビらせて🙏
初見で12インチ2台持っている人いますかねー??と突っ込もうかと思ってしまったんですけど、そんな否定よりも寛容な自分になりたいなーと思ったのでしたww
こちらこそ、いつもタメになる記事をあざす👍
読み始めたとき「あれやばい何か怒られる……」と思って一瞬ドキッとしましたwいつもありがとうございます!指摘もありがとうございました、修正完了しました!
こういう環境とか突き抜けたファッションとか、オレが良ければ良いという気持ちを大事にしたいと思いましたw
気づいたので
↓
充電したながら使用する分
自分もモニター好きなのでこのような記事はいつも面白く拝見しています!ちょっとゴリさんの首がつらそうなので、macとiPadを台やアームで目線まであげて、キーボードとマウス使ったら…、などと勝手に夢を膨らましています