M3チップの14インチMacBook Pro、5つの要チェックポイント
M3 ProやM3 Maxモデルと異なる仕様をピックアップ
Appleは10月31日、M3シリーズチップを搭載した新型MacBook Proを正式発表した。M3 ProチップとM3 Maxチップを搭載したモデルは想定の範囲内だったが、13インチMacBook Proを廃止し14インチMacBook ProとしてM3チップを搭載したモデルを投入してきたことには驚いた。
実は2022年に、M2 MacBook Proが14インチモデルとして登場することを予測していたリーカーがいた。引退を表明し”リーカー”としての一線を退いたが、予測は的中した。
さてそんなM3 MacBook Proだが、同じ14インチモデルでもM3 ProやM3 Maxチップモデルとはハードウェアの違いが複数存在する。本記事では、14インチM3 MacBook Proの要チェックポイントとして5つ紹介する。参考にしてもらいたい。
ディスプレイ性能がM3 Pro/Maxモデルと同じ
M3モデルとM3 Pro/Maxモデルでは、ディスプレイ性能に違いはない。最大120HzのProMotionテクノロジーや1,000,000:1コントラスト比に対応したLiquid Retina XDRディスプレイは共通仕様となっている。最安モデルでも、MacBookシリーズ最高峰のディスプレイが手に入る。
電池持ちが圧倒的に長い
M3 ProやM3 Maxモデルは、「Apple TVアプリのムービー再生」が最大18時間、「ワイヤレスインターネット」が最大12時間となっている。しかしM3モデルは、それぞれ最大22時間、最大15時間となっており、電池持ちに大きな差を付けている。電池持ちが重要であれば、M3モデルを検討したほうが良いだろう。
ファンは1つだけ
M3モデルはファンが1つしか内蔵されておらず、M3 Pro/Maxモデルと比べて冷却性能が劣る。高い負荷の掛かる作業を長時間行うのであれば、M3 Proモデル以上のモデルを視野に入れたほうが良いだろう。
右側にUSB-Cポートがない(そしてThunderbolt 3)
Appleよりキャプチャ
Appleよりキャプチャ
M3モデルはM3チップの仕組み上、Thunderbolt 3ポートは2つまで。Thunderbolt 4仕様ではない上に、右側にポートが用意されていない点は注意が必要だ。
記事に書いたけど、M3モデルはThunderbolt 4仕様じゃないし、右側にポートないんよ。なんでなん?わざとなん?いやわかるよ、M3の仕様じゃろ!けどさ、じゃあ右と左、一つずつでもよかったやん。何で左右に置いてあげないんや。優しさに欠けてるんよ。なんなん。
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— g.O.R.i(ゴリミー管理人) (@planetofgori) October 31, 2023
外部ディスプレイは1枚まで
M3チップはM1やM2の進化版チップだ。これまで通り、外部ディスプレイの出力は最大1枚まで。本体にはHDMIポートを搭載しているが併用できず、2枚目以降の出力にはDisplayLinkなどの技術に対応したアダプタを活用する必要がある。
M系無印はiPhoneのA系とほぼ同じで、M3からはPROとMAXは全くの別設計になってるんでこう言う結果なんだと思います
M3がThunderbolt4じゃないのって、Thunderbolt4は仕様として外部ディスプレイ2台接続可能を要求しているから要件を満たせず、USB4・Thunderbolt3って名乗るしかないんだと思っています