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14インチ M3 Max MacBook Pro、ついに「電池持ちは十分良い」と言えるようになった気がする

結局毎晩充電するなら、必要十分な電池残量があれば問題ないはず

Tullys and macbook battery 01

今年は3台も14インチMacBook Proを買っている。完全に頭がおかしい。Appleの奴隷、クック船長の下部だ。もう何とでも言ってくれ。

1月にM2 Proモデルを購入した。満足していたが、スペースブラックに目がくらみ、指が滑ってM3 Proモデルを今年10月に購入してしまった。しかし購入後によく調べると、メモリ帯域が25%減になっており、GPUコア数も減っているという状況で「買い換える意味は?」と自問自答する日々に悩まされ、知人に「悩んでいるなら買え」とドロップキックを受け、めでたく14コアのM3 Maxモデルを購入してしまった。

M3 ProM3 Maxモデルはいずれかは返品する予定で、返品期間までそれぞれ使い倒すつもりでいる。また念のために書いておくが、使用しないモデルは積極的に下取りとして出す予定だ。

現時点ではM3 Maxモデルを残すほうが有力だ。様々な理由があるが、本記事では「MacBook Proの電池持ち」という観点で考えていきたい。

「必要十分な電池残量」はどう判断すれば良いのか

大前提として、M3 Proチップの性能があれば、普段行う作業は十分快適に行える。しかしM2 ProMacBook Proが手元にある以上、同等の性能を持つMacBook Proを買う意味はあまりない。それならば必然的にM3 Maxモデルを買うべきだろうと考えていたが、バッテリーが気になっていた

Pro系チップに比べてMax系チップのほうが電池持ちが悪いことは有名な話だ。電力を供給するコア数が多いため、GPUコア数が多いMax系チップのほうが消費電力が大きくなりがち。物理的なコア数が少ないからこそ、Pro系チップは電池持ちが良いのだ。

電池持ちは長ければ長いほうが良いと思っていた。電源に接続すれば良いだけの話だが、接続する電源を探す手間なんてないことに越したことはない。いつでもどこでも自由に作業ができることが理想だ。

しかしMacBook Proは毎晩必ず充電する。2日間充電せずに使うことはあり得ない。それを踏まえると、1日を終えて電池残量が半分以上残っていても、あまり意味がない。

結局のところ「寝るときにはMacBook Proを充電する」という事実

ジャーナリストの松村太郎さんが、自身のnoteで14インチMacBook Proの電池持ちについて説明していた。

出先での取材や原稿書きやビデオ会議、スライド作成、動画の粗編集をこなして家に戻ってくると、100%だったバッテリーは60%強残っている状態だった。心配なので充電こそするが、MacBook Proで毎日バッテリーを使い切るほど仕事をすることは、自分がバテてしまうため難しい。

※太字はゴリミーによるもの

ポイントは、「心配なので充電こそする」という箇所だ。結局電池が驚異的に長持ちだったとしても、寝るときに充電する。裏を返せば、寝るまでの間、作業中に電池切れする心配が無ければ電池持ちは十分と言えるはずだ。

14インチMacBook Proには、強制的に80%で充電を止めるツールを導入している。取材など外出時間が長い場合は満充電した上で外出するが、数時間程度の外出時は80%のまま持ち出して使用する。消費電力が多いとされるM3 Maxチップでも、約3時間の作業時間を終えても45%残っていた。

M2 Proモデルを使ってきた身からすると「電池持ち悪いなあ」と感じてしまう。しかし実際にその後バッテリー駆動で使用することはなく、食事前に少しメールなどの作業を行い充電した。必要十分な電池持ちだ。

バッテリー駆動で作業する時間が長くなると分かっていれば、満充電した上で外出すれば良いだけの話だ。先ほどの例であれば、単純計算で満充電から使用していれば65%残っていることになる。

M2 ProM3 ProM3 Maxと全く同じ作業をしながら比較することは難しいが、3nmプロセスチップによって省電力性能がより改良されたのだろう。またM3 Maxモデルのうち、CPUおよびGPUコア数が少ない14コアCPU・30コアGPUモデル(上位モデルは16コアCPU・40コアGPU)を選択したことも関係しているとはずだ。

必要十分な電池残量があれば、性能を優先しても良いはず

14インチM2 Pro MacBook Proで電池持ちには全く不満がなかった。80%の状態で持ち出しても1日を終えて半分以上の電池持ちが残っていることも多く、「M2 Proモデル以上の電池持ちは要らない」と決めていた。

バッテリー駆動時は低電力モードを有効にしている。十分なパフォーマンスを確保しながら本体の発熱やファンの動作を抑え、バッテリー駆動時間を延ばすことができるからだ。電源に接続している際は通常モードまたは自動モード(M3 Max)を選択している。M3 Maxは低電力モードを有効化した状態でもM2 Maxより性能が優れているとの検証結果も出ている。

しかし一方で最近は「M2 Proの性能では不十分に感じることがある」という機会が増えてきた。Adobe LightroomやCamera RAWなどのアプリケーションは、積極的にGPUを活用する機能を実装するようになった。短時間で大量の写真を現像して書き出すためにグラフィック性能が必要だ。写真現像にGPU性能は不要、という認識は過去のものとなりつつある。

Editing my photos all at once

実際にM3 ProM3 Maxモデルで比較しても、AIノイズ除去が完了するまでの時間は枚数が多ければ多いほど差が出る。書き出しもM3 Maxモデルは飛び抜けて早い。いずれもパフォーマンスにGPU性能の一部が依存するからだ。

電池持ちが十分であれば、性能を取ったほうがいい。ただし電池持ちと性能のバランスは注意しなければならない。得られる性能の割に電池消費が多いようであれば、メリットは少なくなる。

現時点で体感している「必要十分な電池持ち」はテキストベースの作業が中心だ。今後は写真や動画編集の作業を行い、M3 ProM3 Maxモデルで電池持ちと性能のバランスを見極め、最終的に残すほうを決定したい。

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更新日2023年12月10日
執筆者g.O.R.i
コメント(4件)

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  1. g.O.R.i(コメントID:703776)
    コメント先:TakSak(コメントID:703774)
    ゴリさん結局今MacBook ProはMaxを残したのですか? 私今から買おうかと笑

    Maxを残しましたよ!Maxでも電池持ちが十分過ぎるぐらいなので、GPUの性能を取りました!結果的に良かったです!

  2. TakSak(コメントID:703774)

    ゴリさん結局今MacBook ProはMaxを残したのですか?
    私今から買おうかと笑

  3. g.O.R.i(コメントID:703389)
    コメント先:通りすがりの読者(コメントID:703387)
    買い替えサイクルが長い人ならバッテリー持ちが悪いと劣化した時により酷くなるってことがあるけど毎年のように買い換えるタイプの人ならその辺は気にしなくていいですしね

    昔だったら「毎年買い換える人」も多数いたと思うのですが、国内外見ても「毎年買い換える必要性を感じない」という人が結構増えていると思ってて、となるとバッテリー性能って結構重要だよなぁーって思ったりするんですよ。M1 Maxを買った人で「M3 Maxはいいけど…別にM1 Maxで十分早いから要らない」っていう人、本当にめちゃくちゃ多い気がします!!!!有名YouTuberから身近な友人まで、みんな同じこと言ってて「へぇーーーー」って思いました。

    ちなみに僕はM3シリーズの新しいニューラルエンジンの恩恵をかなり受けているので、そういう意味では買い換える価値は十分に見出している感じです👀

  4. 通りすがりの読者(コメントID:703387)

    買い替えサイクルが長い人ならバッテリー持ちが悪いと劣化した時により酷くなるってことがあるけど毎年のように買い換えるタイプの人ならその辺は気にしなくていいですしね

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