Microsoft、新しいBingとEdgeを発表。OpenAIの次世代AI技術を活用

Microsoftは2月8日、検索エンジン「Bing」とウェブブラウザ「Edge」をアップデート。OpenAIのAI技術を活用し、新しいウェブ検索体験の提供を目指す。OpenAIのChatCPTなどのノウハウを活かした次世代AIを取り入れており、GPT-3.5より高速かつ正確に動作するという。

米国では本日より、デスクトップ版で最新バージョンを限定的に体験できる。

BingとEdgeの新機能

新しいBingは検索アルゴリズムにAIが取り入れられており、検索精度が向上。スポーツ試合の特定、株価、天気などの正確な情報を表示でき、詳細を確認できるサイドバーが用意される。レシピなどの一部検索内容は、ウェブ上からの情報を集めてまとめて提示してくれる。複数のウェブページを閲覧する手間を省いてくれる。

新しいチャット機能を利用すれば、デジタルオペレーターにメッセージを送る感覚で検索したい内容を問いかけられる。納得できる結果が得られるための仕組みも用意されている。

Bingのチャット機能は検索結果を返すだけではなく、ChatGPTでお馴染みのコンテンツ生成機能が組み込まれている。面接の準備から雑学クイズの作成まで、問いかければ回答を用意してくれる。結婚記念旅行の計画さえも提案してくれるようだ。

9月の結婚記念旅行計画として、ロンドンヒースローから3時間以内で行ける場所の提案内容

Edgeブラウザには、「Chat」と「Compose」の新機能を実装した「Edge Sidebar」を追加。決算レポートの要約、競合と比較した表の作成、LinkedIn投稿用の文章をすべて準備してくれる。文章のトーン、長さ、形は変更可能。表示中のページは自動的に認識する。

実際に動作している様子の動画が公開されている。