Apple 、時価総額の首位脱落。一時Microsoftがトップに
MicrosoftがAppleを時価総額で追い抜かすのは約2年ぶり
Appleが米国時間11日、世界時価総額ランキングで首位から脱落しMicrosoftに首位を奪われた。約2年ぶりの交代となる。
Microsoftは直近では2020年と2021年頃にApple超えを経験。当時はサプライチェーンに対する懸念を受けてAppleの株価が下がりリモートワークの需要がMicrosoftの評価が押し上げられた。
Microsoftは過去1年間、OpenAIとのパートナーシップを筆頭としたAIへの投資が目立っており、評価価値が高まっていると見られる。WindowsやMicrosoft 365など提供サービスにAIサポート機能「Copilot」を実装し、Windows PC向けに新しい物理ボタン「Copilotキー」を発表した。
一方でAppleからは巷で注目されている生成AI関連機能は提供されておらず、遅れを取っているとの見方が強い。アプリ販売や音楽配信を中心としたサービス事業が収益を支える一方でハードウェアの需要低迷を受け、「証券会社が投資判断を引き下げた影響が大きい」と日本経済新聞は指摘している。
Appleは年末より風向きが悪い。医療技術企業との特許問題でApple Watch Series 9およびApple Watch Ultra 2の販売停止命令を受けており、一時的に販売再開の許可は下りたが、米国国際貿易委員会(ITC)は販売停止を求める声明を発表した。
またEUで施行されたデジタル市場法 (DMA)の影響により、iPhoneアプリのサイドローディングを2024年上半期に解禁すると見られている。日本でも同様の動きが報じられている。
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