WordやExcelをGPT-4がサポート。Microsoft 365 Copilotが発表
chatGPTでお馴染みのチャット形式で指示して活用、各種Officeアプリの作業をサポート
Microsoftは3月17日、WordやExcelなどを含む「Microsoft 365」向けに、GPT-4のAI技術を活用した新I機能「Microsoft 365 Copilot」を発表した。すべてのOfficeアプリに組み込まれ、chatGPTでお馴染みのチャット形式で指示することで、ユーザーの文書作成やコミュニケーションを効率化することを目的としている。料金および詳細は、今後数カ月以内に発表する。
文章や資料作成をAIがサポート。日本企業のDX化促進に期待
Microsoft 365 Copilotは、GPT-4を用いてユーザーが入力するテキストに基づいて関連する情報を提供し、文書や資料作成をサポートする。
Wordでは、AI Copilotはユーザーが入力するテキストに基づいて関連する情報を提供し、文章の構成や文法のチェックを自動で行う。Excelではテーブルやチャートの作成をサポートし、Powerpointでは既存資料をもとにプレゼンテーションの新規作成、内容にマッチしたビジュアルの提案をしてくれる。Outlookでは、メールの返信を効率的に行うための文面を提案してくれる。
Teamsでは、会議やチャットでの議論をスムーズに進めるための情報提供が可能だ。過去に行った会議議事録や関連資料の提示、途中参加の会議で話し合われていた内容の議事録作成などをしてくれる。
Copilotはビジネスでの使用を想定している。企業のセキュリティやコンプライアンス、プライバシーポリシーに準拠し、入力したデータは匿名化され、安全に保管される設計になっているという。
Microsoft 365 Copilotは現在、Fortune 500企業に勤める8人を含む20人が機能をテスト中。今後数カ月以内に段階的に展開を予定している。
日本ではOfficeアプリを活用する企業は多い。広く普及すれば、日本企業のDX化促進のきっかけになりそうだ。
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