「NIKE HARAJUKU」、アプリと連動する次世代型店舗としてリニューアルオープン
実店舗とアプリが連動する店舗として世界で3店舗目、よりパーソナルな購買体験を提供へ
ナイキは7月12日、2009年に国内初の旗艦店として原宿にオープンした「NIKE HARAJUKU」をリニューアルオープンした。
1階はウィメンズフロア、2階がメンズフロア、3階がバスケットボール、ジョーダン、そしてNIKE BY YOUのサービスカウンターという店舗構成に。総売り場面積は1,500平方メートルで、国内最大級の旗艦店として新たな輝きを手に入れた。
ナイキ ジャパンVP兼ゼネラルマネージャーを務める小林 哲二氏はリニューアルした店舗の特徴は、女性によりスポーツを楽しんでもらえる環境を目指すべく1階をすべてウィメンズフロアにしたこと、そして「デジタルとフィジカルの融合」としてオンラインで買うか実店舗で買うかの境界線をなくしシームレスな体験を提供する場であること、と説明。
ナイキジャパン ナイキダイレクト デジタルコマースGMを務めるキャシー・キタヤマ氏は実店舗とアプリの連携でよりパーソナルな購買体験の提供を目指していきたいとコメント。
新しくなった新店舗のフロアを見学させてもらいつつ、「NIKE アプリ」を利用したオンラインとオフラインを融合したショッピング体験をしてきたので、紹介する!
アプリを使って商品情報を確認してみた
今回のリニュアールにおける最大の特徴は、実店舗とアプリの融合。早速店頭にある商品を使って試してみた。
使い方は簡単。「NIKE アプリ」内にあるバーコードリーダーを起動し、商品のバーコードにかざすだけ。Apple Storeでアプリを使ったことがある人はその便利さが分かるはず。
このアプリのすごいところは、店頭在庫とオンライン在庫がその場で確認できるということ。もちろんサイズやカラーの在庫もアプリから見ることができる。
店頭在庫を確認しているところ
店頭在庫があればそのままアプリ内で決済し、袋をもらって帰ることも可能。オンライン在庫の取り置きや、店外にいる場合でも80km圏内であれば店頭在庫を取り置きして48時間以内に受け取ることもできる。
オンライン在庫を確認しているところ
これにより、ユーザーは会計の待ち時間を大幅に削減することができ、スタッフは顧客に対する密なコミュニケーションを取り最適な商品の提案に注力することができる。
アプリの機能は今後も拡充する。例えば、バーコードをスキャンして商品できる仕組みは、マネキンにも利用できるようになる。マネキンの足元にあるバーコードを読み取ることで、そのマネキンが身につけているアイテムをすべて閲覧することができ、在庫状況等を確認できる。
また、足のサイズをAR機能をつかって計測してくれる機能「Nike Fit」は年内までに店頭およびアプリで利用可能になる。
1階:ウィメンズフロア
1階はすべて女性向け。ウェアから靴まで、完全に女性に特化したフロアとなっている。
店舗入って右手側には靴のフィッティングを行うエリアがあり、その先には予約してサービスを1対1で受けることができるサービスカウンターが設置。
特に女性の購入体験を徹底的に追求していたように感じたのは、更衣室。そもそも女性更衣室に入る機会がないので他との比べようがないものの、一般的な想像上の更衣室とは全く異なる雰囲気で、プライベートな空間が重要視されているような印象を受けた。
フィッティングルームの中にトレッドミル(ランニングマシーン)が用意され、店頭にいる人に見られることなく、試着した服と靴を履いて試すことができるような空間も用意されていた。
2階:メンズフロア
メンズフロアに上がるためには、中央にある階段を登る。上の空間にはナイキのロゴのモチーフとなった、ナイキのシューズを履いた女神ニケが飾られている。
メンズフロアはとにかくスニーカーのラインアップが豊富。個人的にはトレーニングウェアのラインアップが充実していたので、いずれまた買いにきたい。
3階:バスケットボール、ジョーダン、NIKE BY YOU
3階はバスケットボールとジョーダンブランドの専用フロア。また、Tシャツやシューズのカスタムサービス「NIKE BY YOU」のカウンターが用意されている。
3階へ上がるためには2階の中央にある少し怪しげな螺旋階段を上がる。
最上階ということに加え、1階・2階と比べて雰囲気が明るい。バスケットボール関連商品がずらりと並ぶ。
靴紐などカスタマイズできるとのことで、人気のNIKEシューズに個性を発揮したい人は間違いなくここに来て自分好みの見た目に変えた方が良さそうだ。