ZOZO前澤友作、2023年を目処に月へーー民間人で世界初
SpaceXのCEOであるElon Musk氏は9月18日、ZOZOの前澤友作さんが芸術家を6〜8名連れ、同社の開発するロケット「Big Falcon Rocket(BFR)」に乗車し、民間人として世界で初めて月集会ツアーに参加することを発表した。
このプロジェクトは「#dearMoon」と呼んでいる。発表に際し、公式ページが公開されている。
契約金は非公開、BFRの総費用は約5,000億円程度と推定
これはMusk氏が前澤氏を指名したのではなく、前澤氏が自ら立候補し、プロジェクトをサポートするための契約金を支払うことによって実現。
具体的に前澤氏の支払った契約金は不明だが、すでに大金の前金を支払っていることを記者会見で説明。宇宙に行くととなると肉体的なトレーニングが必要になるが、具体的なトレーニング内容などについては現時点では決まっていないとのこと。
また、このツアーで何を楽しみにしているのかという質問に対し、「アートとアーティストの融合を見るのが楽しみ」とコメントしている。
Musk氏は、BFRの総費用は50億ドルと予想。「100億ドル以上にはならず、20億ドル以下にはならない」と語っていた。また、2023年はあくまでもすべてのスケジュールが予定通り進んだ場合。今後の開発状況によって遅れる場合もある模様。
ボーイング社が「初の民間人は同社のロケットで実現する」と語っていることに対し、Musk氏は「勝負だ!」と競合の参画を歓迎している模様。
前澤友作氏によるコメント
公式サイトには以下のコメントが公開されている。
I choose to go to the Moon, with artists.
パブロ・ピカソが月を間近に見ていたら、どんな絵を描いたんだろう。
ジョン・レノンが地球を丸く見ていたら、どんな曲を書いたんだろう。
彼らが宇宙に行っていたら、今の世界はどうなっていたんだろう。私たちには、想像力と創造力があります。
まだ一度も見たことのないような夢を見ることができるかもしれない。
歌ったことのないような歌が歌えるかもしれない。
描いたことのないような絵が描けるかもしれない。このプロジェクトが皆さまの夢を拡げるきっかけになることを願っています。
地球を代表するアーティストと共に、皆さまより少しだけお先に月に行ってきます。
#dearMoonホスト・キュレーターとして、
このようなチャンスに恵まれたことを大変誇りに思います。BFRでの月周回飛行プログラムを提供くださるイーロン・マスクさんと
SpaceX社の皆さま、そしていつも僕を支えてくださる全ての関係者の皆さま、
本当にありがとうございます。このプロジェクト必ず成功させます。
楽しみにしていてください!#dearMoon Project Host Curator
Yusaku Maezawa