Regza Phoneを買わずに、iPhoneを買うべき6の理由
iPhoneユーザーである僕だが、10日間Regza Phoneを使ってみて思うのは、「iPhone最高!」の一言。Regza Phoneをはじめとして、Androidは確かにiPhoneと比べて自由度は高い。ただし、必ずしもiPhoneより良いとは今の段階では思えない。以下に簡単に理由を書いてみる。
1.App Storeが整っている
とにかくAndroidはアプリストアが使いづらい。アプリも探しづらいし、最近リニューアルしたインタフェースもしづらい。そして何よりも課金がし辛いことが最大の欠点である。有料課金で成り立つはずのアプリストアが、有料課金が面倒になるような仕組みになっているなんて、ビジネスモデルとして失格だ。
アプリそのもののクオリティも非常に低い。細かい指定が一切されてないので開発者のやりたい放題になっている。アプリストアそのものも荒れたい放題だが、アプリ自体も荒れたい放題だ。
2.文字入力が快適
Regza Phoneだけではないが、Androidを使っていて何よりも改めて関心するのはiPhoneの文字入力の快適さ。精度の高さには脱帽である。今僕のRegza Phoneにはデフォルトで入っているATOKとOpenWnnがあるのだが、どっちも大して使いやすくない。個人的にはOpenWnnの方が余計なキーボードがなくていいのだが、フリック入力を利用する上ではATOKの方が精度が高い。QWERTYキーボードにしても、意図したところに反応しないことが多い。文字入力はモバイル端末を使っている上で必ず使うので、ここまで使い勝手が悪いのは少々問題があるのではないだろうか。
simejiを使っていないのはどうかと思う、という指摘をいただいた。理由は分からないのだが、Twitter上でSimejiはやめた方が良い、という意見をもらったのを鵜呑みにしてしまったのと、OpenWnnの評判がよかったのでまだインストールしていない。今後使ってみることにしよう。@renju0 さん、ご指摘いただき、ありがとうございます。
3.タスク管理がOSベースで実現されている
Regza PhoneにTask Killer入れてサクサクというポストを書いたのだが、Android OSの最大の問題点はタスク管理がOSベースで無いということ。つまり、IS03のバッテリーの持ちをよくする3つのアプリでも紹介されている通り、タスク管理系のアプリケーションを入れないと、アプリケーションがバックグラウンドで起動したままになってしまい、電池を消耗してしまう。
iPhoneはOSベースでタスク管理が出来ている。曖昧な記憶だが、10分でタスクが自動的にスリープするようになっている。iOS4が出た頃、iPhoneのOSのタスク管理は完全ではない、と言われていたこともあったが、今あるようなタスク管理が実装されているから、逆に利便性と電池持ちをバランスよく実現できているのだろう。
4.ブラウザの使い勝手が良い
iPhoneのブラウザはダブルタップするとズームして欲しいところがズームする。ピンチすると意図したところが拡大出来る。
これがAndroidでも当たり前だと思ったら、大違い。残念ながらAndroidでは驚くほどうまくいかない。最近公開されてたAndroid OS 2.3のビデオでも相変わらずiPhoneの足元に及ばない精度だったのにはがっかりした。スマートフォンでもっとも利用する機能のうちにブラウザがあるとおもうのだが、文字入力が使いづらく、ページの閲覧がし辛いのでは、あまり使いたいと思えない。
Androidは開発の制限が少ないので色んなブラウザがアプリマーケットに出されているのだが、単純にブラウジングを楽しむ、という最低限の要件を満たせるものが今のところなく、必要以上に高機能のものが多い。どこかで聞き覚えのある話だね。
5.音楽や写真の同期や管理が簡単
iPhoneは、iTunesに繋ぐことによって音楽、写真、動画、電子書籍など、各種メディアの管理が非常に簡単に出来る。Windowsの使い勝手は正直分からないが、Macに関しては全て既存のソフトで連携出来るので使いやすい。
Androidでのメディアの移し方は未だによく分からない。SDカードを簡単に取り出し可能であったら直接メディアを入れればいいのがRegza Phoneではそうもいかない。
6.電話帳がグループ別に表示出来る
僕はiPhoneでMobileMeを使っているのだが、アドレスブックでグループ分けされているものがそのままiPhoneに反映される。もちろん、Googleでグループ分けは出来るのだが、なぜか純正の電話帳だとグループ分けができなくなっている。また、グループ分けとは別件だが、なぜか電話帳アプリがないのは気になる。一応電話帳のアイコンはあるのだが、タップすると電話機能と一緒に組み込まれたアドレス帳にリンクするようになっている。不思議だ。
7.端末内に総合検索がある(Spotlight)
アプリが増えていくと、いくらフォルダ分けをしていても探すのが手間になってしまう。iPhoneはMacと同じ要領でSpotlightを使って検索出来る。特に電話帳を検索したい時に総合検索窓があるのはとてもありがたい。言うまでもなくAndroidにはそれが実装されていない。Google Search BoxをMacで実装しているぐらいだから、Android版もあってもおかしくないと思うのだが。
@Daffodil_1214 さんにご指摘いただいて初めて知ったのだが、どうやらGoogleウィジェットは端末内の検索が出来るようだ。上記で指摘していたアプリも連絡先もしっかり検索できるようになっていた。お恥ずかしい限りです、ご教示いただき、ありがとうございます。
まとめ
今年はモバイル元年と言われている。スマートフォンはさらに今後普及し、今まで当たり前のようにガラケーを使っていたユーザーはどんどん移行していくだろう。そこで、僕はこれからスマートフォンに乗り換えようと思っている人にこう伝えたい。
「 iPhone を 買 え 」
敬愛する @motomaka さんもブログで下記のように書かれていたので、是非ご覧ください。
iPhoneユーザがGALAXY Sと過ごした7日間をまとめてみました
確かにソフトバンクの電波は予想以上に繋がらないし、都内では通信速度もドコモの1割しか出ない。ただ、iPhoneのiOSがそれを感じさせず、ドコモ回線を使っているはずのRegza Phoneが遅く感じることは多々ある。ガラケーとしての機能を手放したくないなら、iPhoneとガラケーの二台持ちをすればいいのではないだろうか。きっと徐々にiPhoneだけで生活することに不便を感じなくなる。
Androidは未完成のOSであり、2.3を見ている限りだと当分iOSの使い勝手に追いつく気配はない。「最近スマートフォンが流行っているから」という安易な気持ちで買うのであれば、ネット上に情報が大量にあるiPhoneの方が安心して使えるだろう。