Apple Watch Series 5について今分かっていることすべて
Apple Watch Series 5がどのようなスペックでいつ発売されるのかなどの最新情報・噂まとめ
“9月の風物詩”でもある新型iPhoneと同時に新型Apple Watchが発表されることは毎年恒例となりつつある。
昨年はこの時期に壮絶なリークもあり、ディスプレイサイズの大型化などを含む初代モデルが登場して以来のメジャーアップデートとなった「Apple Watch Series 4」に関する噂が飛び交っていたが、今年はApple Watch Series 5に関する情報は非常に乏しい。
とは言え、新型Apple Watchが発表される可能性は高そうなので、本記事では現時点で報じられている次期Apple Watch(2019年モデル)の噂をまとめた。新モデルを購入するべきか、現行モデルを買うべきかで悩んでいる人は参考にどうぞ!
【最新情報】Apple Watch Series 5の特徴
現時点で分かってる2019年の新型Apple Watchの特徴をいかにまとめておく。新しい情報が入り次第、更新する。
- 名称はApple Watch Series 5になると思われる
- 40mmと44mmモデルが用意されると思われる(Series 4と同じ)
- セラミックケースが復活する
- チタンケースが新登場する
あまりにも情報が乏しいので、過去のApple Watchの発売日と特徴を振り返ってみる。
| Apple Watchの種類 | 発売時期 | 特徴 |
|---|---|---|
| Apple Watch | 2015年4月 | シングルコア「S1」搭載 Apple Watch「Apple Watch SPORT」「Apple Watch EDITION」の3種類展開 |
| Apple Watch Series 1 | 2016年9月 | (初代モデルのマイナーアップデート) デュアルコアの「S1P」搭載 Apple Payに対応 |
| Apple Watch Series 2 | 2016年9月 | デュアルコア「S2」搭載 GPSに対応 防水機能の強化 |
| Apple Watch Series 3 | 2017年9月 | デュアルコアCPU「W2」搭載 LTE通信モデルの登場 |
| Apple Watch Series 4 | 2018年9月 | デュアルコアCPU「S4」搭載 40mmモデルと44mmモデルに大型化 心電図機能(ECG)が追加 |
初代モデルが登場してから4年半経つことになるが、2018年の「Apple Watch Series 4」で38mmモデルが40mmに、42mmモデルが44mmになるなど、外観を含む大きな進化があった。それまでは基本機能の強化に加え、内蔵されているプロセッサ性能が強化されていた。
この流れから、2019年のモデルではメジャーアップデートではなくマイナーアップデートになると推測される。
以下に、上記の特徴についてこれまで報じられている情報をまとめる。新しい情報が入り次第、本記事を追記・修正する。
目次
名称
名称については一切情報が出回っていないが、順当に行けば「Apple Watch Series 5」になると予想される。
ただし、iPhoneがiPhone 8を最後にナンバリングをやめ「iPhone X」シリーズに切り替わったように、Apple Watchも将来的に違うネーミング規則を採用する可能性は十分にある。
デザイン(ケースの種類・素材)
Apple Watch Series 5は、「Apple Watch Series 4」と同じ40mmケースと44mmケースが用意されると見られている。
また、ケースの種類として、現行モデルはアルミニウムケースとステンレススチールケースの2種類が用意されているが、2019年モデルはセラミックケースを採用したモデルが復活する他、新たにチタンケースを採用したモデルが用意されると見られている。
その根拠となっているのが、iHelp BRが発見した下記ファイル。

新機能
現時点でApple Watch Series 5に搭載されると見られる、実現可能性の高い新機能については分かっていない。新モデルに限った機能ではないが、「watchOS 6」で提供される新機能は下記の通り:
- 新しい文字盤が登場
- 時間を振動や音声で知らせてくれる
- オーディオブック、ボイスメモ、電卓アプリが登場
- Apple Watch用App Storeが用意
- アクティビティの長期的な動向が表示される「Trend」タブが追加
- 騒音レベル検知機能が追加
- 生理周期管理機能が登場、iPhoneでも利用可
他にもApple Watchから純正アプリを削除可能になり、OTAでOSアップデートに対応すると言われている。また、騒音測定アプリ「Noise」の精度はデシベルメーターに匹敵する正確さだという。
「watchOS 6」は「Apple Watch Series 1」以降のモデルをサポートする。
新モデル登場となると、その新モデルのハードウェアを活かした機能が何かしらあると期待したい。実現するかどうかは分からないが、これまでに報じられたApple Watchの新機能の噂を紹介しておく。
サードパーティ文字盤の解放
いい加減実装してもらいたいのは、サードパーティ製の文字盤の解放。9to5Macは2018年4月、「watchOS 4.3.1」内でサードパーティ製の文字盤を解放することを示唆する記述を発見していたが、残念ながらwatchOS 5では実現ならず。
現状、Apple Watchの文字盤はAppleが用意したものしか利用できない。ディズニー文字盤はキャラクターが増え、Siriという”スマート”な文字盤や好きな写真を背景に設定することも可能。
「watchOS 6」でも特にそのような発表は無さそうだったが、Apple Watch専用のApp Storeが用意されるので、遅かれ早かれ提供されると期待したい。
心拍センサーによるユーザー認証
これは噂話ではなく、実際にAppleが取得した脈波を利用したユーザー識別システムに関する特許。報じられたのは2016年のことなので、初代モデルが出たばかりの頃。
現状、Apple Watchはパスコードさえ分かれば使うことができてしまう。Apple Payによる決済機能に対応し、財布代わりに使うことができるようになり、Apple Watch単体で利用するための機能が次々と増えている。
限られた画面サイズで利用できる機能は制限できるとは言え、個人情報の詰まった端末であることに代わりはなく、iPhoneの「Touch ID」や「Face ID」に相当する機能は必要。
心拍センサーを利用したユーザー認証が実現できれば、その課題を解決できるかもしれない。
Apple Watch連動型の血糖値測定デバイス
Tim Cook氏が本社キャンパス内でApple Watchと連携する血糖値測定デバイスをテストしていることが目撃されたのは2017年5月のこと。その1ヶ月前にAppleは糖尿病治療用に血糖値を常時測定できるセンサーを開発中であることが報じられていた。
Appleが血糖値モニター機能または血糖値測定デバイスに高い興味を示している模様。外観は変えず、現行モデルにはない新しいセンサーを内蔵する可能性は十分にありそうだ。
授業に集中するための「スクールタイム機能」
MacRumorsが入手したiOS 13の内部向けビルドからの情報によると、Appleは学童が授業に集中できるように、授業中はアプリへのアクセス、コンプリケーションの表示、通知をすべてブロックする機能「スクールタイム」を発見したと伝えている。
「スクールタイム」機能はApple Watchアプリから有効化でき、平日のみ有効化するなどスケジュールを決めることができるとのこと。
待望の睡眠トラッキング機能に対応か
9to5Macの情報によると、AppleはApple Watch向けに睡眠トラッキング機能が準備されていると伝えている。「Time in Bed tracking(寝ている時間のトラッキング)」と内部で呼ばれ、ユーザーはApple Watchを装着したまま、睡眠を取るだけで自動的に睡眠の質が計測される仕組み。
睡眠の質はApple Watchの各種センサーを活用し、ユーザーの動き、心拍数、音などをもとに計測され、結果は「ヘルスケア」アプリで確認できる他、新しく追加される「Sleep」アプリでも確認できるとのこと。新しいコンプリケーションも用意されているそうだ。
電池持ちが気になるが、複数のApple Watchを所有している場合、睡眠を計測するための機種として指定することもできる模様。
血圧測定機能に対応か
過去にもApple製品を事前にリークした実績を持つMr·white氏がApple Watchのプロトタイプと見られる写真をツイートし、Apple Watch Series 5は血圧を測定できる機能を搭載している可能性を指摘した。ただし、同氏が何を根拠に次期モデルが血圧測定機能に対応すると予想しているのかは分かっていない。
発売日・価格
Apple Watchは新型iPhoneと同時に発売されることが多い。今年はマイナーアップデートモデルだと位置づけられるのであれば、あえて遅らせる必要もないだろう。
iPhone 11シリーズは、現地時間9月10日(火)に発表され、9月13日(金)に予約受付が開始され、9月20日(金)に発売すると見られている。そのため、Apple Watch Series 5も同じ日程で発表・予約・発売になると見られる。
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