Appleの紛失防止タグ、iPhone 11と同時発表かーーAR機能、電池交換式など詳細が判明
タグ付けしたアイテムを紛失した場合、周辺をカメラでかざすと落としたアイテムの位置に風船が表示される仕組み?
Appleが独自の紛失防止タグを開発中であると報じられたのは、今年4月のこと。今年6月には紛失防止タグに関する情報がiOS 13のベータ版から発見されていた。
MacRumorsによると、6月時点におけるiOS 13のApple内部向けビルドから紛失防止タグに関する最新情報を発見し、タグ本体の仕様、動作方法、iPhoneとの連携方法など具体的な詳細情報を伝えている。
タグ本体はAppleロゴ付きで円形デザイン
内部ビルドの情報によると、Appleの紛失防止タグは円形デザインで中央にAppleロゴが書かれているとのこと。
内部では「B389」と呼ばれ、「tag your everyday items with B389 and never lose them again(B389を日用品にタグ付けし、二度となくさないようにしよう)」と書かれたストリングもあり、紛失防止タグであることは間違いなさそう。
Appleの「Find My」アプリと連携、専用タブが追加
Appleの紛失防止タグはiOS 13から提供される、「友達を探す」と「iPhoneを探す」を統合した「Find My」アプリで管理する模様。
ベータ版では提供されていないものの、Apple内部のビルドでは「アイテム」タブが用意され、紛失防止タグをつけたアイテムを管理するための専用画面が用意されている模様。
紛失防止タグの仕組み
ユーザーは紛失防止タグをつけたアイテムから離れると通知を受信する仕組みとなっていて、必要であれば離れると同時にタグから通知音を鳴らす仕組みも用意されているとのこと。
ユーザー自身の身から離れても通知しない「Safe Locations(セーフロケーション)」機能も用意され、近い友人や家族にタグ付けしたアイテムの位置を共有することもできると見られている。
万が一紛失防止タグをつけていたのにも関わらず見つからない場合、「Lost Mode(紛失モード)」を有効化することが可能。他のiPhoneユーザーがタグ付けされたアイテムを発見した場合、所有者にテキストメッセージまたは電話で連絡することができるという。
紛失したアイテムをARで探しやすく
Appleの紛失防止タグのすごいところは、AR機能を活かして紛失したアイテムを探し出すことができると見られている。
内部向けビルドの中から赤色の風船の3Dイメージとオレンジ色の風船の2Dイメージがそれぞれ発見され、「Walk around several feet and move your iPhone up and down until a balloon comes into view(iPhoneを上下に動かしながら風船が見えてくるまで数フィート歩きましょう)」と書かれたストリングも見つかっている。このことから、紛失したアイテムのある場所に風船が画面上に表示されるのではないかと考えられる。
本体は電池式か
Appleの紛失防止タグは着脱可能な電池式になると見られている。サイズからしてボタン式電池が内蔵されると見られ、電池不足になると通知され、電池切れ直前には最後の位置情報を送信してくれる仕組みになっているそうだ。
「Find My」アプリのストリングからはタグ本体の背面にあるネジを取り外し、電池を交換するように指示する内容も発見されている。
新型iPhoneの発表イベントで正式発表か
iOS 13の新しいアプリに含まれ、AR機能を活かし、新しいiPhoneとの関連性も高い。Appleが準備しているとされる紛失防止タグは、日本時間9月11日に開催が決定したスペシャルイベントで新型iPhoneとApple Watchと一緒に正式発表される可能性が高そうだ。
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