Tim Cook、ARを「スマートフォンのような大きなアイディア」だと語る
どうやらAppleにとって次に狙っている分野は「AR(拡張現実)」らしいが、一体、ARをどののように活用するのだろうか。
The Independentとのインタビューの中で、AppleのCEO Tim Cook氏はARがVRよりも魅力的なテクノロジーであるということ、そして「スマートフォンのような大きなアイディア」であるとコメントしている。
AppleはARに関する新しいサービスを準備中?!
Cook氏は過去にもBuzzFeed Japanとのインタビューの中で「AIとARは、重要でコアなテクノロジーだと思う」と語るなど、ARに対する興味関心の高さをアピールしてきた。
今回のインタビューの中では現実世界から閉ざされるVRと異なり、現実世界を拡張するARは受け入れやすいとし、今流行のVRに対する優位性を語っている。
さらに、今回はスマートフォンを引き合いにだし、どちらも「すべての人を対象としたアイディア」と説明。「ARは多くの人の人生を良くすることができ、エンタテインメントとしてのポテンシャルもある」とアピールする一方で、「一般向けに提供する前にやるべきことがある」とコメント。
I regard it as a big idea like the smartphone. The smartphone is for everyone, we don’t have to think the iPhone is about a certain demographic, or country or vertical market: it’s for everyone. I think AR is that big, it’s huge. I get excited because of the things that could be done that could improve a lot of lives. And be entertaining. I view AR like I view the silicon here in my iPhone, it’s not a product per se, it’s a core technology. But there are things to discover before that technology is good enough for the mainstream. I do think there can be a lot of things that really help people out in daily life, real-life things, that’s why I get so excited about it.
これらの発言からAppleは間違いなくARに関するサービスや考えていることは間違いないだろう。
その前兆は様々なところで見られている。iPhone 7とiPhone 7 PlusにはVRやARに活用する可能性があるチップが搭載されていると報じられ、メガネ型ウェアラブルを開発しているとも噂されていた。自動運転システム用にAR技術の導入するという情報も昨年末に伝えられていたこともあった。
ARと言えば、カメラを使用した英語と日本語の間のリアルタイム翻訳に対応した「Google 翻訳」アプリは大きな話題になった。
Appleは一体どのようなサービスを考えているのだろうか。2017年のiPhoneに何かしらのヒントは見つかるのだろうか。今後の情報に注目だ!
(via 9to5Mac)