Tim Cook、AppleのARメガネは「技術的に時期尚早」と語る
AppleのCEO、Tim Cook氏はThe Independentとのインタビューの中で、AR対応のメガネ型ウェアラブルについて「満足度の高いクオリティを実現するために必要とされるテクノロジーが今の世の中には存在しない」と指摘。
さらに、「ディスプレイ技術に加え、様々なものを顔の周りに配置することに対する技術的な障壁がある」と説明し、「視界やディスプレイそのものの品質がまだ追いついていない」と語っている。
AppleのARメガネの登場、まだまだ先になりそう
Cook氏は、複数のAR対応メガネのプロトタイプをテスト中、というAppleの思想を改めて説明し、市場に1番乗りであることには一切こだわっていないことを強調。
実際、Androidスマートフォンであれば当たり前のように採用されているワイヤレス充電や有機ELディスプレイは、2017年のiPhoneでようやく実現されている。
「私達は常にベストを目指していて、使う人たちに素晴らしい体験を提供したい」とCook氏はコメント。今後登場するメガネ型ウェアラブルは僕らが満足できるものではなく、大多数の人が満足できるものではないだろうと語った。
Appleはメガネ型ウェアラブルを1年以上前から開発していると噂されている。Bloombergが2016年11月にメガネ型ウェアラブルを開発していると報じられ、2017年3月にはまずはiPhoneに実装されると噂され、6月には「ARKit」が登場。
ARメガネをiPhone 8シリーズと同時発表するという噂もあったが、実現されず。複数のAR対応メガネのプロトタイプをテスト中とされているが、今回のインタビュー内容によると、あくまでも実現可能性を探り続けている段階となっていて、製品化はまだまだ先になりそうだ。
(via MacRumors)
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