AppleのAR機能、まずはiPhoneに実装かーーいずれメガネ型デバイスにも?
【image via Janitors】
Tim Cook氏の過去の発言からはAppleの拡張現実(AR)に対する本気度が伺える。2017年3月上旬には既に巨大なチームがARに関するプロジェクトに関わっていると伝えられていた。
ではこのAR機能、僕らにはどのような形で提供されるのか。Bloombergによると、Appleが開発しているAR技術はまずはiPhoneに実装される計画となっていて、iPhoneのカメラチームのメンバーを含む何百人もエンジニアがiPhone向けAR機能の開発に関わっていると報じている!
写真の被写界深度を撮影後に調整できる機能など
Business Insiderは昨年11月にもiPhoneのAR機能搭載について報じていた。
当時はAppleがiPhoneのカメラを外の世界に向けることによって周りにあるものを認識し特定できる機能の他、人の顔を認識して加工できる機能も開発していると伝えていたが、最新の情報によると、Appleは撮影した写真のピントとボケの場所を撮影後に調整できる機能を開発しているとのこと。
他にも写真の中の一部分を認識して向きを変えることができる機能や、Snapchatのように人物にバーチャルエフェクトを追加するような機能を試しているという。(下記はイメージ)
すっぴん飛び入り参加させてください!忘れてた! #2月22日 #猫の日 ? pic.twitter.com/QtIrB1IJVS
— 河村友歌(ゆかちぃ) (@xmas_yk) February 22, 2017
まずはiPhoneに実装されるAR機能だが、Appleはいずれメガネ型デバイスに実装する計画があるという。現状、ARメガネはコンパクトでも機能性に欠けているか高性能で存在感がありすぎるかのどちらか。「まだまだ先の話」とのことだが、薄く、軽く、パワフルなデバイスを開発できるAppleだからこそ、理想のメガネ型デバイスを開発できると信じたい。
Appleは過去にFaceshiftやEmotientという顔認識関連サービスを提供するスタートアップ企業を買収し、他にもAR/VR関連企業として2014年2月にMetaio、2016年1月にFlyby Mediaを買収。いずれの企業の写真はAppleのカメラチームに加わっている。
(via 9to5Mac)