ビデオ会議用のカメラをマイクスタンドに設置するアイディアが賢い
設置も取り付けも簡単、合計金額は約3,500円
在宅勤務をする人が増えた影響により、Zoomなどのビデオ会議が一般化しつつある。自分の映りを改善する対策として、高性能カメラをウェブカメラ代わりに活用する人も多い。
僕は滅多にビデオ会議をしないが、いざするときに環境がなければ困る。常にカメラを設置しておくのは場所を取ってしまうため、YouTuberの高澤けーすけ氏が今年5月に公開した動画で紹介していた、マイクスタンドをカメラスタンド代わりに活用するアイディアを取り入れている。
KC 卓上マイクスタンドとTRIPLE TREE 自由雲台の組み合わせで実現
僕は高澤氏が紹介した商品をそのまま購入。マイクスタンドは「KC 卓上マイクスタンド」、カメラを取り付ける雲台は「TRIPLE TREE 自由雲台」だ。
こちらがKC 卓上マイクスタンド。価格は1,280円。マイクを固定するパーツは外した。
TRIPLE TREE 自由雲台は2,390円で購入できる。314件の評価数のうち星4つ以上が75%を占めており、評価も高い。
ボディ本体にはマグネシウム合金が使用されており、作りは頑丈だ。雲台の重量は389g、高さは100mm、最大耐荷重は15kgとなっている。
ポールの直径は36mm、カメラ取り付けネジは1/4、三脚取り付けネジは3/8。マイクスタンドのネジは3/8となっており、変換アダプタなどを使用せずに取り付けられる。
マイクスタンドに自由雲台を取り付け、その上にEOS RP+RF24-105mm F4-7.1 IS STM(カメラ本体+レンズで933g)を取り付けた。
高さは130mから200mmまで上下することができるが、安定感を求め安全性に配慮するのであれば、なるべく低い位置での使用をおすすめする。
マイクスタンドと自由雲台の合計重量は1,287g。小型三脚などと比べえると安定感はあるが、長いレンズを取り付けた場合、角度によって傾いてしまう恐れがある。例えばEOS R6にRF24-105mm F4L IS USMの組み合わせは少し危なかった。
RF24-105mm F4-7.1 IS STMはレンズが軽いため、安定感がある。
ウェブカメラに適したレンズの仕様はわからないが、画角が広い、明るいレンズであればデスクに奥行きがなかったとしても、マイクスタンドの上にカメラを設置しても十分活用できるだろう。
ここではF4のレンズを24mmの画角で使用しているが、背景が丸見えだ。少し寄ってしまうが、RF35mm F1.8 MACRO IS STMのほうが良さそうだ。
KC 卓上マイクスタンドとTRIPLE TREE 自由雲台の合計金額は約3,500円。良いカメラと良いレンズが手元にあり、ビデオ会議用に安く設置する方法を悩んでいる人は、導入を検討してみてはどうだろうか。