SEVEN CAFE(セブンカフェ)のコーヒーメーカーのリデザイン案が分かりやすい!それにしてもデザインって難しい…
皆さんは「SEVEN CAFE(セブンカフェ)」をご存知だろうか。セブンイレブンが提供しているセルフ式ドリップコーヒーサービスで、値段の割に美味しいことからコストパフォーマンスが高いと評判だ。
佐藤可士和さんプロデュースの下で立ち上げられたブランドで、コーヒーマシンも考え抜かれたデザインを採用しているのだが、デザイン性の高さゆえか、残念ながら分かり難いという理由で不格好なラベルを貼られている店舗が以前から話題になっていた。以下がその一例。
これでは佐藤可士和さんにデザインしてもらった意味が皆無だ。あまりにもダサい。
そこで、これらの問題を改善するコーヒーメーカーのリデザイン案が最近投稿されていたのだが、なかなか良さそうだったので紹介する!
日本語を全面的に利用、アイコンも内容が分かりやすくカラーリングも明確に
リデザイン案を考えた梅野隆児(@umegrafix)さんは日本語を多く利用したデザインを採用したものを公開している。
セブンカフェの操作部リデザイン、「日本語使えよ」的なごもっともな反応もあるようなので一応作りました。(REGULARの綴り間違い直しました(恥))ただ、「佐藤可士和氏的な気取った条件下で改善を試みる」のが自分は面白いのです。 pic.twitter.com/1h4EpSO7HJ
— umegrafix (@umegrafix) 2014, 7月 8
確かにこれは非常に分かりやすい。アイスとホットも明確である上に、大きいサイズと普通のサイズがハッキリと日本語書かれているので大抵の人は間違えないだろう。ただ、個人的には2つのサイズしかないのであればあえて「普」というサイズを使わずに大と小にした方が分かりやすいような気がするが…。
まだこのデザイン案にはカップをセットせずにボタンを押してしまうことに対する対策が解決していないと梅野さんはツイートしているが、果たして商品デザインをする上でそこまでやる必要があるのだろうか。サイゼリヤのドリンクバーも同じなのでこのままでも十分では、と思ってしまうが。
ちなみに、日本語加えた版でも解決していないのが、「(不慣れで)カップをセットしないでボタンを押してしまう」対策。センサーを使ったフールプルーフもありえますが、そこはエンジニアにまかせて、グラフィックデザインの範囲でどう対策するか。
— umegrafix (@umegrafix) 2014, 7月 8
それ以前に「Regular」と「Large」、「Hot Coffee」と「Ice Coffee」が判別できないというのはいかがなものなのかと思わずにはいられない。これはデザイン云々以前にもっと大きな問題をはらんでいるようにも思える。