「iPhone XS」を修理するよりも「Pixel 3a」を買った方が安い説
最近のスマートフォンは高い。ところが、Googleの最新スマホは久しぶりに素直に「おっ、安い」と思える価格帯だ。
「Pixel 3a」は搭載する機能を厳選し、筐体の素材をガラスではなくポリカーボネートを採用することによって税込48,600円という極めてリーズナブルな価格を実現した。
この価格、実は「iPhone XS」の画面割れの修理費用よりも数千円高いだけで、なんと本体修理費用より安いのだ!
「Pixel 3a」の価格は「iPhone XS Max」の修理費用以下
「iPhone XS」の画面割れ修理費用は税別31,800円、画面割れ以外の本体損傷の修理費用は税別62,400円(参考記事)。「iPhone XS Max」の場合、画面割れ修理費用は税別37,400円、画面割れ以外の本体修理費用は税別67,400円となっている(参考記事)。
はい、待った待った。これを見てAppleの修理費用にケチを付けるのはやめよう。ガラスの筐体を使っているので本体を丸ごと交換しなければならないこと、ディスプレイも繊細かつ高度な技術が詰まっているため修理費用は掛かってしまうのだ。
そもそも壊したということは自分の扱いが悪いので、高額な修理費用を払いたくないのであれば大事に使えばいいだけ。ね?まずは自分を見つめ直そう?
さて、本題に戻ろう。「Pixel 3a」は「iPhone XS」の画面修理費用に1.5万円弱を追加するだけで購入できる。「iPhone XS Max」の場合は+8,000円弱。
「iPhone XS」「iPhone XS Max」の本体を破損した時の修理費用は、「Pixel 3a」を買った方が安い。「Pixel 3a XL」を買ってもお釣りが返ってくる。
何が言いたいかと言うと、「iPhone XS」や「iPhone XS Max」がボロボロになってしまい限界状態で使っている人は、修理に出すのではなく「Pixel 3a」または「Pixel 3a XL」を買った方が安く済む、ということ。
もちろん、移行することによって操作方法はガラリと変わり、手放さなければならない機能やサービスなどもあると思われるが、大抵の人が日頃使う機能は「Pixel 3a」でも利用できると思われる。
カメラ性能に関しては、スマホカメラトップクラスの性能を誇る「Pixel 3」のカメラがそのまま引き継がれているため、ある意味「Pixel 3a」は最高の選択とも言える。FeliCaも搭載されおサイフケータイにも対応し、ヘッドホン端子もある。みんなだいすき、イヤホンジャック!
ちなみに「Pixel 3a」は「iPhone XS」に対する「iPhone XR」のような存在だと思っていたが、価格は64GBモデルが84,800円から。
そう考えると「Pixel 3a」は本当にコストパフォーマンスが高い。「iPhoneの方が好きだし使いやすいけど……4万円節約できるなら……移行面倒だけど……お金……(ゴニョゴニョ」という考えが頭をよぎる人も出てくるだろう。
個人的にはAndroidの使い方が全く分からない人が端末価格の安さだけで「Pixel 3a」に移行するのはおすすめできないが、プラットフォームの移行に抵抗がない人は狙っても良いかもしれない。
僕はサブ機として手に入れて、カメラを試してみたいな……!