Pixel Fold 2は”AI折畳スマホ”か。Tensor G4チップ、16GBメモリ、UFS 4.0ストレージ搭載の噂
Pixieと呼ばれるAIアシスタントを搭載、高度なオンデバイスAI機能に対応か
Googleの折畳スマホPixel Foldの次期モデル(Pixel Fold 2)は、「Pixel 9」シリーズと同じ「Tensor G4」チップを搭載し、今秋に発表される可能性がある。Android Authorityによると、現時点の開発状況はEVT(技術検証試験)段階。量産までDVT(設計確認試験)、PVT(生産検証試験)を突破する必要があり、毎年5月頃に開催されるGoogle I/Oで披露される確率は低いだろう。
「Tensor G4」はTensor G3のマイナーアップデートとされているが、同年に発売される最新チップを採用する噂が浮上していることは良い傾向だ。初代Pixel FoldはPixel 7シリーズと同じGoogle Tensor G2チップが動作し、メモリは12GB、ストレージは256GBだった。
「Pixel Fold 2」のメモリは16GBのLPDDR5メモリにアップグレードされ、Pixelシリーズとして最大量となる。ストレージは同じ256GBだが、UFS 3.1からUFS 4.0に改良されるとの噂だ。データ転送のレーン帯域幅が2,900MB/sから5,800MB/sへと倍増し、読み込み・書き込み速度はいずれも2倍以上に向上する。
The Informationによると、Googleは「Pixie」との名を持つPixelスマートフォン専用AIアシスタントを開発している。Googleの生成AIモデル「Gemini」がベースとなっており、Googleアシスタントでは利用できないパーソナルなAI関連機能をオンデバイスで実行できると見られる。「Pixel Fold 2」にも搭載される可能性は高く、16GBメモリとUFS 4.0ストレージはAI関連機能の処理能力を高める狙いがありそうだ。
「Pixel Fold 2」は「Pixel 9」シリーズと同様に、今秋以降の発表が有力だ。