これは奇跡ではない、努力の結晶だ!両腕が無いピアニストによる、足を使ったピアノ演奏に心揺さぶられる
ピアノを弾くのに両腕と5本の指が必要だなんて、誰が決めたんだ!
中国の劉偉(リュー・ウェイ)さんは両腕がないピアニスト。10歳の時にかくれんぼをしている時に高圧線に触れてしまい、左右腕ごと失ってしまったようだ。
ただ、彼は夢を諦めなかった。当時23歳だった彼は「China’s Got Talent」に出場し、会場からスタンディングオベーションをもらうほどの素晴らしい演奏を成し遂げた。
「自分のような人には2つの選択肢しか存在しない」
想像してみて欲しい。もし自分が両腕を失ったとしたら、どうするだろう。
劉偉さんはその状況に対して、「自分のような人には2つの選択肢しか存在しない」とコメントしている。「1つの選択肢はすべての夢を諦めること。もう1つの選択肢は両腕を失ったことに向き合い、その先にある素晴らしい人生を生きること。」
“For people like me, there were only two options,” he added.
“One was to abandon all dreams, which would lead to a quick, hopeless death.
“The other was to struggle without arms to love an outstanding life.”
彼は諦めなかった。プロのピアニストになるという夢を持ち続け、密かに練習を続け、結果的に「China’s Got Talent」に出場した。ピアノの先生にも無理だと言われても諦めなかった。その絶対に夢を実現したいという強い思いを持ち続け、努力し続けた結果がこの舞台にある。
固定概念にとらわれているようでは、夢は実現できない。これは奇跡ではない、努力だ。劉偉さんの「努力の結晶」とも言える素晴らしい演奏を見るべし!
夢を実現するために大事なのはへこたれない心と強い意志。そして何よりも日々の努力。改めてその事実を考えさせられる、素晴らしい演奏だった。劉偉さんが今もどこかでピアニストとして活躍していることを祈っている。
(via Whats)