iPad Proに縦向きのSmart Keyboardを取り付けたコンセプトイメージが衝撃のダサさ
ベゼルレスデザインの新型iPad Proはヘッドホン端子を廃止する他、「Smart Connector」の位置はLightningコネクタに近い背面下側に移動することからSmart Keyboardは横向きではなく、縦向きで使用する仕様になる可能性があると伝えられている。
縦向きで使用する「Smart Keyboard」とは、果たしてどうなのだろうと思っていたところ、Rene Ritchie氏が投稿したiPad Proに縦向きのSmart Keyboardを取り付けたコンセプトイメージを発見。衝撃のダサさだ。
縦位置のSmart Keyboardを無理やり正当化してみる
現状、Macを含む世のコンピューターで利用するキーボードは横長。「コンピューターって何?」のコメントで物議を醸したAppleのテレビCMにもあるように、iPad Proは安価なWindowsのノートPCを置き換える存在として期待されていると見られる。そのデバイスに誰も使い方が分からないキーボードを用意するとは思えない。
そもそも縦向きに置くiPad Proをどのように支えるのかも謎だ。立て掛ける部分にそれなりの高さがなければ支えきれない気がしてならない。
最も現実的なのは、Smart Keyboardの基本的なデザインは変更せず、下記のようにiPad Proを立てて使う仕様になること。持ち運ぶ際は埋め込まれたマグネットで本体と張り付くようようにし、カバーとしても使えるようになるのではないだろうか。
Would be full circle for iPad though. pic.twitter.com/6g0hpor74u
— Michael Sagmeister (@thatautguy) July 28, 2018
「Face ID」の横向き対応が間に合わないことから縦位置で「Smart Keyboard」を使う設計にするようだが、縦位置で使うことを正当化する理由を無理やり挙げるとしたら、iPhoneの存在がある。
大抵の人はiPhoneを縦向きに持ち、文字を打つ。その見慣れた画面の位置をiPadでも使うことができるのであれば、iPhoneよりもパワフルなデバイスを使いたい、というコンピューターに馴染みのないユーザーにとっては移行しやすいかもしれない。
とは言え、「安価なWindowsのノートPCを置き換える存在」であることを意識しているとすれば、縦向きは逆に移行を妨げる要因になる。やはり「Face ID」の横向き認証が間に合わないことを理由としたやむを得ない決断なのだろうか。
Appleが横向きの「Face ID」を無事実現できることを祈りたい。