iPhoneの複数カメラを使った同時撮影機能、iPhone XS/XRでも利用可能
ただし同時撮影できるカメラ数は最大2つまで、Filmic Proのデモでは4つのカメラで同時撮影していた
AppleはiPhone 11を発表したスペシャルイベントで、サードパーティアプリ「Filmic Pro」を使用することによってiPhone 11 Proに搭載されている外向きカメラ3つと内向きカメラ1つを同時に撮影することができることを紹介していたが、同機能は2019年モデルに限らず、「iPhone XS」、「iPhone XS Max」、「iPhone XR」、そしてiPad Pro(2018)でも利用できることが明らかになった。
WWDC 2019で発表されたAPIをもとに実現
「Filmic Pro」が発表した複数カメラを使った同時撮影機能は「WWDC 2019」でiOS 13の新機能として発表された「マルチカメラキャプチャ」機能をもとに開発。
利用するためにはハードウェアの処理能力が求められることを強調していたが、「iPhone XS/XR」およびiPad Pro(2018)は求められるパフォーマンス要件を満たすことができているとのこと。
2018年モデルは同時に2つのカメラしか利用できない
ただし、2018年モデルは搭載されているカメラのうち、以下のカメラの組み合わせでしか利用することができないと発表されている。
- 外向き広角カメラと内向きカメラ
- 外向き望遠カメラと内向きカメラ
- 外向きの広角カメラと外向きの望遠カメラ
6月時点ではiPhone 11シリーズが発表されていなかったため、最新モデルのように外向き・内向きカメラ合わせて4つのカメラをどのように組み合わせて使えるかどうかについては言及されていない。
ただし、スペシャルイベントでは「Filmic Pro」が4つのカメラを同時に使用している様子が確認できたことから、2019年モデルに搭載されている「A13 Bionic」以降はすべてのカメラを自由に組み合わせて撮影できるようになっているのかもしれない。
今後、「Filmic Pro」のようにカメラの同時撮影を活かしたアプリが増えそう。また、そのような映像作品が各種動画プラットフォームに増えそうだ。
(Source: 9to5Mac)