M5 iPad Proで小学校のオンライン授業に参加。大画面は正義

小学校が突如オンライン授業を実施することになった。親としては「マジかよ」という緊急事態案件である。しかしテクノロジー好きの僕にとって、これは最新デバイスで未知なる問題に取り組む絶好のチャンス。手元にあるM5 iPad Proを娘のオンライン授業用として活用することにした。

前夜、僕の物撮りゾーンを授業を受けられる状態に整備。ほとんどボケてしまうため見えないはずだが、念のために背景も整えてみた。ここまで来るともはや僕のほうが楽しんでいる。何事も楽しんでいこう。

センターフレームで画角を調整する

使用するオンラインサービスはGoogle Meet。授業前に娘に来てもらい、椅子の高さや目線の位置、カメラの画角などを確認した。

ここで困ったのは、M5 iPad Proの画角がやたらと広いこと。我が家は決して広い部屋ではなく、ましてや僕の部屋でオンライン授業を受けることになるため、散らかっている部分は可能であれば見られたくない。いくら背景を整えたとはいえ。

そこで色々と調べたところ、センターフレームを有効化することで画角を狭められるという。起動前は設定が表示されないものの、カメラ起動後はコントロールセンターから有効化が可能。デフォルトは無効化されており、有効化することで画角が自動的に調整され、従来の見慣れた画角に狭まる仕組みだ。

設定からスタジオ照明、ポートレートモードなども調整できる。背景の設定はダメらしいが、背景のボケは大丈夫だと思われる。

13インチの大画面は正義だった

13インチの大画面だからこそ、資料を見ながらクラスメートや先生の顔を見ながら授業を受けることができる。これは小さなスマートフォンやタブレットでは実現できない快適さだ。

全員の顔がずらりと並んでて見やすい

とにかくカメラの画質が良い。みんながどのような環境で授業を受けているかは分からないが、外部カメラを使わずにこれだけの画質が実現できるのであれば、基本的なオンライン授業やウェブ会議はこれで十分だろう。

ちなみに僕は自宅でウェブ会議に参加する際は、iPhoneをウェブカメラ代わりに使うことが多い。圧倒的に画質が良いため、使い勝手が良い。MacBook Proの上にも載せるためのスタンドもあるため、興味があれば試してもらいたい。

外部ディスプレイ接続で発生した謎の問題

今回、M5 iPad Proを試したかったのは、本体の大画面だけではない。iPad Proを外部ディスプレイに接続して活用することも検証したかった。

iPadOS 16以降からは外部ディスプレイとの接続時、拡張ディスプレイとして活用することが可能になった。iPadOS 26ではOS全体がMacライクになったこともあり、Macのような使い勝手で利用できると期待していた。Magic Trackpadも用意し、準備万端だった。

しかしなぜか正しく表示されない。拡張ディスプレイとしては問題なく表示されるが、Google Meetを拡張ディスプレイ側に移動すると画角が90度回転してしまう。ケーブルの抜き差しなどをして調整してみたが、今度は縦長表示になってしまった。

大勢が参加するビデオ会議は画面が広ければ広いほど快適だと思っているため、外部ディスプレイが活かせなかったのは非常に残念だ。

その後色々と検証した結果、これはGoogle Meetアプリのバグである可能性が高いとの結論に至った。FaceTimeやZoomなどは外部ディスプレイに表示しても問題なく使えている。大至急修正してもらいたい。

小学生のオンライン授業、可愛すぎる問題

レビューでは13インチiPad Proはオンライン英会話でとても快適であると紹介したが、オンライン授業も同じ。画面は大きければ大きいほうが快適だ。

それにしても小学生のオンライン授業、可愛すぎる。授業の合間ではお互いのお気に入りのぬいぐるみを見せ合ったり、授業中はスタンプを押しまくっている子が先生に激怒されたり、色々とハプニングがある。もちろん我が家は僕が真横で見ているので、娘はふざけるにふざけられないが、僕は僕で仕事がなかなか集中できずに苦労した。

そこで役立ったのは、AirPods MaxのUSB-Cモデル。これについてはまた別記事で紹介したい。