M5 iPad Pro、2025年後半に量産開始か。TSMCの3nmプロセス採用で性能向上へ

次世代M5プロセッサを搭載する新型iPad Proの量産が2025年後半に開始される。Apple情報に詳しいアナリストのMing-Chi Kuo氏の最新レポートによると、製造はBYD Electronicsが担当し、同社は2025年末発売予定の新型HomePodの生産も手掛けることになる。

TSMCの最新3nmプロセス技術を採用するM5チップは、強化されたARMアーキテクチャとSystem on Integrated Chip（SoIC）技術により、現行のM4から大幅な性能向上が期待できる。コスト面を考慮し、より先進的な2nmプロセスは見送られた。

現行の有機ELディスプレイ搭載iPad ProはM4チップを採用し2024年5月に発売されたばかり。新モデルではプロセッサの進化に加え、背面のAppleロゴを横向きにするデザイン変更も検討されているという。この変更は、iPadの主要な使用方向が横向きになっていることを反映したものとみられる。