Anker、ロボット掃除機およびポータブル冷蔵庫のバッテリー回収・交換対象を拡大
原因解明は完了、今後は同様の原因による対象製品の拡大はないとしている
Ankerが2023年8月より実施しているロボット掃除機に搭載の一部バッテリーの回収・交換プログラムについて、バッテリー搭載製品の対象範囲を拡大したと発表した。原因究明に向けてさらなる調査を実施した結果、対象バッテリーの搭載製品が追加で判明したという。
対象バッテリーの搭載製品および製造期間の特定は完了しており、対象バッテリーを製造していた部品製造業者も特定し、今後の取引は既に終了済み。同様の原因による対象製品の拡大はないとしている。
追加で対象となった製品は、以下のとおり。2023年4月1日から2023年10月15日の期間に購入された下記製品のうち、オンライン受付フォームよりシリアルナンバーを入力のうえ、対象と判別されたバッテリーが対象となる。
- Eufy RoboVac 15C(ホワイト)
- Eufy RoboVac G30(ホワイト)
- Anker EverFrost Powered Cooler 30
- Anker EverFrost Powered Cooler 40
- Anker EverFrost Powered Cooler 50
- Anker Detachable Battery for Powered Cooler (299Wh)
原因は、部品製造業者の製造過程において通常は廃棄が規定となっているはんだ不良が発見された製造期間のバッテリーセルにおいて、分解により問題がないと確認されたバッテリーセルの再組立を現場側の判断により実施。本再組立が手作業で行われたことにより一部のバッテリーセルにおいて正極層・負極層・セパレーターのずれ等が起こったため内部短絡が起こりえる状況が発生し、そのまま出荷がされたそうだ。
Ankerは、部品製造業者に対し、Ankerグループ側の管理および監督体制が不十分であったため、部品製造業者の社内での選定基準を再度見直しならびに他の部品製造業者の工場体制の調査を実施し、今後の選定基準の厳格化も迅速に進めている。
部品製造業者におけるAnkerグループ製品の製造過程にて、Ankerグループが定める規定に準拠するよう監査体制を強化。製品出荷前の検品における体制の見直しならびに検品項目の厳格化も行っている。
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