夏旅行にAnkerの「持ち運べる冷蔵庫」を使って、海鮮丼・オン・ザ・ビーチをキメてきた
ぼく「熱海の海で海鮮丼を食べたいです」 Anker担当者「はい?」
子連れの旅行で家族全員が最大限楽しむためには、親の計画性がものを言う。我が家の熱海旅行初日は、長浜海浜公園で砂遊びを楽しみ、15時以降のチェックイン時間に合わせて向かう予定だった。
熱海といえば海鮮。海鮮を食べたいが、店に入るのは時間が勿体ない。しかしテイクアウトはリスクが高すぎる。地球温暖化を通り越して「地球沸騰化」と言われている今の時代、保冷バッグの効果はたかが知れている。
しかし僕は海鮮丼を食べたいんだ。子連れの旅行は大変なんだ。好きなものを食べられるタイミングがあるなら、その機会は逃したくない。
そこでAnker Japanより、「冷蔵庫の冷却性能」と「クーラーボックスの携帯性」を一体化させた新製品「Anker EverFrost Powered Cooler 30」を貸し出してもらった。「熱海の海で海鮮丼を食べたいから」という理由に担当者は驚いていたが、快諾してくれた。これがあれば、炎天下でも海鮮丼を楽しめるはずだ。
都内から自宅まで電車と徒歩での持ち帰り、もはや修行
貸し出してもらったモデルは、Anker EverFrostシリーズの最小モデル。製品は本社で直接受け取り、近くの十割そばのお店で食事をしてから、自宅まで電車で持ち帰った。お店も電車も空いていたことが不幸中の幸いだったが、エレベーターがない出口に当たってしまい長い階段を手持ちで降りる羽目になった。本体重量は約22.2kg。ベビーカーとともに外出していた時代を思い出した。
しかしすべては海食べる海鮮丼のため。汗だくになりながら帰宅し、旅行に備えた。
旅行出発の朝にバッテリーをセット、移動中に冷却して準備
我が家のホンダフリードにEverFrost Powered Cooler 30を積んだ様子がこちら。発表会で実物を見ていたが、実際に使って分かることは山ほどあると改めて実感した。
予め自宅で充電してあったバッテリーをセットし、冷却を開始する。設定温度は5℃。外気温25°Cにおいて庫内温度を4°Cに設定した場合、最大42時間の冷却が可能とされているが、灼熱に晒された状態でどれほど電池が持つのかも気になっていた。
アプリは見やすく、温度設定などを操作できて便利だ。しかし一度接続してもしばらくすると接続が切れてしまい、「いつでもアプリを開けば状況を確認できる」とはならなかった。
往き道には2Lのペットボトルを3本、保冷剤、妻の化粧水などを入れた。確実に保冷されるため、旅行の道中で冷やしたまま持って行きたいものがあれば、EverFrost Powered Cooler 30は大活躍する。
長浜海浜公園に行く途中、小田原の道の駅「TOTOCO小田原」に寄って海鮮丼を調達。これで僕は念願の海鮮丼・オン・ザ・ビーチができる!なお下記写真は、テイクアウト用の料理を待つ間、外で待つように指示され「こんな炎天下なのに鬼かよ」と思いながら外に出てみると誰もおらず(当たり前)、気分が上がって撮った1枚。なんというどうでも良い情報だ。
海鮮丼は刺激的な色の持ち帰り用袋に入れて出てきた。あら汁つき。
出発から約2時間経ったところで、EverFrost Powered Cooler 30の電池は半分を切っていた。
さらに購入したプリン、持参したnalgeneの1Lボトル、化粧水を入れておいた。
僕は親になってから学んだことがある。大人は旅行の醍醐味として食事を楽しむが、子どもは自分の好きなものさえ食べられれば、それ以外の時間は遊びたい。旅先で美味しいとされるものを食べることにこだわりも無ければ、落ち着いて席で食べることにもこだわりもない。
そこで僕と妻は海鮮丼を購入したが、娘たちはマルゲリータとポテトを注文。砂遊び時間を確保するため、車内で食べることにした。まあ良いでしょう。
念願の海鮮丼・オン・ザ・ビーチ。しかし問題が……
長浜海浜公園に到着し、子どもたちは砂遊びスタート。持参したパラソルを立て、日陰で遊んでもらった。
Anker EverFrost Powered Cooler 30には直径約15cmの大型ホイールが搭載されており、段差などは簡単に乗り越えられるが、砂浜では極めて大変だった。ワールドストロンゲストマンの競技者であるかのような気持ちで引っ張った。
到着直後、問題発生。現地は強風が吹いており、パラソルは簡単に倒されてしまった。仕方なくパラソルを地面に立て掛けるように下ろし、娘たちにはわずかな日陰の中で遊んでもらった。
海鮮丼・オン・ザ・ビーチも、強風の影響で極めて難しくなってしまった。優雅な食事は不可能だが、海鮮丼を砂利丼に変えられるのは絶対に許されない。細心の注意を払いながら、食事に挑んだ。
Anker EverFrost Powered Cooler 30の取っ手は台として使える。耐荷重最大100kgの本体天面と異なり置けるものは限られているが、体重を乗せなければ問題なく利用できる。
より開放感のある写真を撮りたかったが、強風のため蓋をわずかに開けて撮影した。ネタは肉厚で「海鮮が美味しい地域の海鮮丼を食べている」という実感を持って食べられた。
砂風が痛いけど。落ち着いて食べられないけど。目を開けられないけど。Anker EverFrost Powered Cooler 30のお陰で海鮮丼を食べられたのだから、良いのだ。
海での時間を終え、ホテルへ移動した。部屋の入り口は広く取られており、角にAnker EverFrost Powered Cooler 30を置くことができるほどの余裕があった。備え付きの冷蔵庫とは別に、冷蔵庫を設置できた。お陰様で道の駅で購入した小田原プリンは冷え冷えの状態で保つことができた。
正確な時間は把握していないが、部屋に到着する頃にはバッテリーはなくなっていた。約8時間程度だ。炎天下での使用は電池を消耗する。
Anker EverFrost Powered Cooler 30はEverFrostシリーズの最小モデルだが、旅行に最適なサイズだと感じた。これ以上大きいサイズは持ち運びが難しくなり、荷台で場所を取り過ぎてしまう。大きければ大きいほどあれこれ入れたくなり、移動も大変になってしまうだろう。
今回は旅行での活用方法を解説したが、Anker EverFrost Powered Cooler 30を購入するからには旅行以外のシーンでも使いたいはずだ。次回の記事では、我が家が普段の生活での活用方法を紹介する。
なお今回は実際の使い勝手を中心に紹介したが、細かい仕様や仕組みなどは、僕自身が使用する上で参考にしたYouTuberのともさんの解説動画を参考にしてもらいたい。