【レビュー】「Anker PowerCore+ 10050」は「iPhone 6」を4回充電可能!「Quick Charge 2.0」にも対応
モバイルバッテリーは常に進化している。大容量であることが正義だった時代は既に終わり、今はいかにして十分な電池容量を確保しながらも軽く、コンパクトなボディで高速に端末を充電することができるかが重要視されている。
今回紹介する「Anker PowerCore+ 10050」は10,050mAhのバッテリーを搭載しておきながらも重さは236g。出力可能な最大電流は2.4Aもあるが、同時に「Qualcomm Quick Charge 2.0」に対応しているため対応端末を通常より最大75%も早く充電することができる。
見た目もメタリックで格好良いが、コンパクトなので持ち運びもしやすい。先日サンプルとして1台送って頂いていたので、紹介する!
片手に収まるサイズ、「iPhone 6」を4回充電可能
先日紹介した「Anker PowerCore+ 13400」と比較して電池容量は約3,000mAh少ないが、その分サイズも片手で握ることができる程度のコンパクトサイズに。
新たに搭載された電池残量確認用LED兼電源ボタンの「LED Wheel」。格好良い。
「PowerCore+ 10050」のポート数は1つ。最大出力は2.4Aとなっている。
「PowerCore+ 10050」の強みは「Qualcomm Quick Charge 2.0」に対応している点。残念ながらiPhoneは非対応のためその恩恵を受けることはできないが、「Galaxy S6」や「Galaxy Note 4」、「Nexus 6」などの端末では従来よりも最大75%早く充電することができる。Ankerによると、わずか15分の充電で最大8時間も使うことができるようになるとのことなので、最新のAndroidスマートフォンを使っている人は他社メーカーから出ている10,000mAhクラスのモバイルバッテリーよりも「PowerCore+ 10050」を選ぶべき理由になるかもしれない。
「Anker PowerCore+ 13400」とスペックを比較
せっかくなので、同時期に発売された「Anker PowerCore+ 13400」と比較してみることに。それぞれのスペックを比較した表は以下の通り:
PowerCore+ 10050 |
PowerCore+ 13400 |
|
---|---|---|
電池容量 | 10,050mAh | 13,400mAh |
PowerIQ | ◯ | ◯ |
VoltageBoost | ◯ | ◯ |
充電時間 | 約6~7時間 (5V/2Aアダプター使用時) |
約7~8時間 (5V/2Aアダプター使用時) |
ポート数 | 1 | 2 |
出力 | 2.4A | 各ポート2.4A (合計4.8A) |
重さ | 236g | 306g |
Qualcomm Quick Charge 2.0 | ◯ | – |
充電目安 | iPhone 6:4回 Galaxy S6:3回 iPad Air:1回 |
iPhone 6:6回 Galaxy S6:3回 iPad Air:1回 |
「PowerCore+ 10050」の強みとしては「Qualcomm Quick Charge 2.0」に対応し、重さが200g台であるということ。本体の充電時間も4時間で満充電にすることが可能。
弱みとしては充電用ポートが1つしか無い点。モバイルバッテリー本体を充電し忘れがちな人は少しでも電池容量が多い方がいいかもしれないが、そのようなニーズを満たすのであればそもそも「Anker PowerCore+ 13400」ではなく「Anker PowerCore 20100」の方が良いだろう。
どちらもAnker独自の急速充電技術「PowerIQ」と「VoltageBoost」に対応。iPhoneでも素早く充電が完了することが魅力だ。
モバイルバッテリーも使えば使うほど劣化し、消耗する。コンパクトサイズで高性能なモバイルバッテリーを探している人は「Anker PowerCore+ 10050」を検討してみても良いかもしれない。
自分の用途に合うモバイルバッテリーを購入するべし!
今回紹介したモバイルバッテリー以外にも多数の問題バッテリーが存在する。Anker製のモバイルバッテリーで特に女性を意識して設計されているのが「Anker PowerCore+ mini」。
コンパクトなサイズ感と上品なデザインが魅力。本体の重さは85gだが、「iPhone 6」であれば1.5回の充電が可能。シルバー・ピンク・ゴールドの3色展開となっている。
とにかく大容量が良いという人は「Anker PowerCore 20100」がオススメ。僕はそもそも本体の電池容量が大きい「iPhone 6s Plus」を使用している上に、15インチ型「MacBook Pro Retina」を持ち歩いているためモバイルバッテリーの軽さは重要ではないことから最近はこれを持ち歩いている。