Anker PowerCore+ 26800 PD レビュー
AnkerからUSB-Cポート搭載の超大容量モバイルバッテリー「Anker PowerCore+ 26800 PD」が登場した。
特徴は最大30W出力に対応した「Power Delivery」に対応している点。MacBook Proが必要とする電力には満たないが、最新の12インチ型MacBookであればフルスピードで充電することが可能。
電池容量も26,800mAhとたっぷりあるが、代わりに本体重量は580gとモバイルバッテリーにしては重め。持ち運ぶことを躊躇する人もいるかもしれないが、iPhoneやiPad、そしてMacBookまでこれ1つでいつでもどこでも充電できると思うと、メリットの方が大きいかもしれない。
1台サンプルを提供してもらったので、「Anker PowerCore+ 26800 PD」を過去に発売されたAnker製モバイルバッテリーと比較しつつ、紹介する!
USB-Aポート2つ+USB-Cポート1つ 急速充電器付き
「Anker PowerCore+ 26800 PD」にはUSB-Cポート以外にも通常のUSB-Aポートが1つ搭載されている。こちらは毎度お馴染みのAnker独自技術「PowerIQ」「VoltageBoost」に対応しているため、USB-C以外の機器も急速充電することが可能。

このUSB-Cポートは本体から接続されたデバイスを充電するためにも使用することができるが、バッテリー本体を充電するためにも使用する。つまり、USB-Cケーブルがなければバッテリー本体を充電できないのだ。

手元にUSB-Cケーブルが無いという人でも大丈夫!PowerCore+ 26800 PD」には「USB-C – USB-C」ケーブルも同梱されている他、急速充電器「PowerPort Speed PD 30」もセットで含まれている。これは単体でも2,299円で販売されているので、それを差し引くとバッテリーは実質7,700円ということになる。

また、「PowerPort Speed PD 30」が同梱されていることによってバッテリー本体の充電時間も大幅に短縮可能。通常11.5時間程度かかるところを約4.5時間で満充電することが可能。
「PowerCore+ 26800 PD」「PowerCore+ 26800」「PowerCore+ 20100」を比較
これまでAnkerからは同じく電池容量26,800mAhの「Anker PowerCore+ 26800」とUSB-Cポートを搭載した「Anker PowerCore+ 20100」を発表している。
「Anker PowerCore+ 26800 PD」はこれらの2台を組み合わせたようなモバイルバッテリーなので、3台のスペックを比較してみた。
PowerCore+ 26800 PD |
PowerCore+ 26800 |
PowerCore+ 20100 |
|
|---|---|---|---|
| 電池容量 | 26800mAh | 26800mAh | 20100mAh |
| 重量 | 約580g | 約590g | 約455g |
| サイズ | 約180 × 80 × 24mm | 約180 × 80 × 24 mm | 約166 × 62 × 22mm |
| 最大出力 | USB-Cポート:30W 他ポート:5V/3A |
QCポート:18W QCポート以外:5V/2.4A |
USB-Cポート:15W 他ポート:5V/2.4A |
| USB-C | ◯ | ☓ | ◯ |
| PowerIQ | ◯ | ◯ | ◯ |
| VoltageBoost | ◯ | ◯ | ◯ |
| Quick Charge | x | 2.0ポート × 1 | x |
| 価格 | 9,999円 | 販売終了 | 5,999円 |
同じ電池容量を持つ「Anker PowerCore+ 26800」と比較すると重さはわずか10g軽くなり、最大出力は最大18Wから30Wまで大幅に増えている。ただし、「Quick Charge 2.0」は非対応になり、充電端子がUSB-Cに変わっている。
「Anker PowerCore+ 20100」のUSB-Cポートは最大15Wなので、例えばMacBookを接続した場合、新モデルの方がより早く充電することができる。
「Anker PowerCore+ 26800 PD」と「Anker PowerCore+ 26800」のサイズはおおよそ同じ。「Anker PowerCore+ 20100」は一回り小さい。

上から順に「PowerCore+ 26800 PD」「PowerCore+ 26800」「PowerCore+ 20100」
ポートで比較すると、「Anker PowerCore+ 26800」のみ「Quick Charge 2.0」に対応し、USB-Aポートが合計3つに。

上から順に「PowerCore+ 26800 PD」「PowerCore+ 26800」「PowerCore+ 20100」
3モデルとも「LED Power Wheel」を搭載しているという特徴がある。なお、「Anker PowerCore+ 26800 PD」は、USB-Cポートで出力するためにはUSB-Cで接続するデバイスをバッテリー本体と接続する前に「LED Power Wheel」を押す必要があるとのこと。

「Anker PowerCore+ 26800 PD」は万人受けするモバイルバッテリーではないが、iPhoneやiPadだけではなくMacBookさえも充電できるというのは大きな強みになり得る。
出先のカフェで電源探しがちな人はこの機会に「Anker PowerCore+ 26800 PD」を買ってみてはいかがだろうか!
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