5.4インチ型iPhone、正式名称は「iPhone 12 mini」か

6.1インチ型iPhone 12を基準とした、圧倒的にわかりやすいネーミング

1つ目は、iPhone 11シリーズと統一感があること。6.1インチ型iPhone 11の後継モデルが5.4インチになるのは、ユーザーとしてもわかりづらく、Appleとしても説明がしづらい。

2つ目は、iPadシリーズのネーミングと統一感があること。iPadはiPad mini、iPad、iPad Air、iPad Proという機種から構成されている。無印のモデルを基本とし、より小さいモデルが必要な場合は「mini」、よりスペックの高いモデルが必要な場合は「Air」または「Pro」を選択できる構成になっている。

Apple公式サイトよりキャプチャ

「iPhone 12」シリーズも6.1インチの「iPhone 12」を基準とし、サイズの小ささを求めるユーザーには5.4インチの「iPhone 12 mini」、高性能を求めるユーザーには「iPhone 12 Pro」または「iPhone 12 Pro Max」に誘導する、と考えられる。

iPhoneはAppleにとって最大の主力商品だ。従来は理由も理屈もない、思いつきのネーミングが採用されてきた。Appleのマーケティング担当シニアバイスプレジデントが交代したことを受け、「iPhone 12」シリーズを筆頭に、Apple製品のネーミングに統一感が生まれる可能性がある。

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