iPhone 14搭載の「衛星経由の緊急SOS」機能、マウイ島の山火事で家族を救う
通報からわずか30分間で身動きが取れなくなった家族の救出に貢献
iPhone 14シリーズに搭載されている「衛星経由の緊急SOS」機能が、ハワイ・マウイ島で発生した大規模な森林火災の被害にあった家族を救った。
Michael J. Miraflorさんのいとこ一家は、通信環境がないエリアを走行中の車内で火災に見舞われ、身動きが取れなくなってしまったという。衛星経由の緊急SOSを利用することで、現地の救急隊に連絡を取り合い、一命を取り留めたそうだ。
Michaelさんは、いとことが緊急SOSとのやりとりをすべて記録したスクリーンショットを公開している。最初の連絡は18時13分に行っており、18時47分には救出されたと報告されている。わずか30分で救急隊員が一家の居場所を特定し、避難させることに成功した。
My brother’s girlfriend’s cousin and his family were caught in their vehicle in Maui while the wildfires suddenly erupted around them.
No cell service, so Apple Emergency SOS was the only way they could get in contact with first responders. Literally saved their lives. pic.twitter.com/PpxNwTGOAf
— Michael J. Miraflor (@michaelmiraflor) 2023年8月10日
最新情報によると、マウイ島の森林火災による死者は55人。観光地ラハイナの中心部にまで広がり、多くの建物にも被害が出ていている。Appleのティム・クックCEOは8月10日、Appleが短長期的にわたって寄付を行うと発表した。
Our hearts are with the families who have lost loved ones and everyone impacted by the devastating wildfires on Maui and the island of Hawaii. We are deeply grateful to all of the first responders. Apple will be donating to immediate relief and long-term recovery efforts.
— Tim Cook (@tim_cook) 2023年8月10日
(Source: MacRumors)