初代「iPhone」とiPhone 7 Plus、「iOS 1.0」と「iOS 11.0」を比較した動画が公開
iPhoneがこの10年間で劇的に進化していることは想像に難くない。iOSの原型となるプロトタイプのOSや初代iPhoneのプロトタイプ「Wallabies」を経て、今手元にある「iPhone 7」や「iPhone 7 Plus」が生まれたと思うと、なんだかグッとくる。
日本でiPhoneが発売されたのは初代iPhoneの次のモデル「iPhone 3G」からで、当時はソフトバンクが独占的に販売していた。その頃はまだコピペもできず、マルチタスクもできず、Siriなんてあるはずもない。
「iOS 1.0」が動作する初代「iPhone」と、「iOS 11」が動作するiPhone 7 Plusを比較した映像をEverythingAppleProが公開していたので、紹介する!
豆知識:Apple初の携帯電話端末は「Motorola ROKR」
余談ではあるが、Appleが作ったiPhoneは、紛れもなく2007年1月9日に「MacWorld」で発表されたモデルが「初代」だ。
だが、実はAppleが手掛けた初の携帯電話端末はiPhoneではなく、Motorolaと共同開発した「Motorola ROKR E1」だった。2005年に発表されたこの端末はiTunesが内蔵され、購入した音楽や取り込んだ音楽を再生する機能が備わっていた。
その時の発表の様子は下記からどうぞ。Steve Jobs氏がふっくらとしていて健康的。
その後、「Motorola SLVR L7」という後継機種を同年に発表したが、iPhoneのようなマルチタッチディスプレイは搭載されず、従来のガラケーにiTunesの機能が盛り込まれたような端末だった。
10年以上も前のレビュー動画もあったので、載せておく。10年前のレビュー動画というだけで胸が熱くなる……!
初代「iPhone」とiPhone 7 Plusを比較
初代「iPhone」とiPhone 7 Plusの外観を比較すると、そもそもこのようなサイズの違いがある。初代モデルに採用されたツートンカラーや丸みを帯びたデザインを未だに支持する人も多い。Appleロゴが背面に配置され、下の方に「iPhone」と書かれているデザインは10年経っても変わっていない。
最近のiOSデバイスに採用されているCPUはMacBook ProやiMac並の性能に匹敵する性能を持つが、当時のiPhoneはそもそもコア数も1つ。GeekBenchスコアを比較すると約40倍も高速化していることが分かる。
ディスプレイ解像度も非RetinaからRetinaに、3.5インチから5.5インチになり、初代「iPhone」のスクリーンショットをiPhone 7 Plusに入れるとこのような状態に。余談だが、初代モデルはそもそもスクリーンショットを撮ることさえもできなかった。
動画内では各種純正アプリのデザイン、操作性、UIなどの変化を比べている。例えば、今となっては懐かしい「slide to unlock(スライドでロック解除)」のあるロック画面も、今では「Press home to unlock(ホームボタンを押してロック解除)」に変わり、ボタンのデザインも変わっている。
当時は通知センターも無ければコントロールセンターもなく、テザリングも当初は利用できず、動画も撮影できなかった。カメラ性能も今となってはコンデジ不要説が唱えられるほどには進化した。
以下、どうぞご覧あれ!