唐突なVlogでiPhone 13 Proのシネマティックモードを試す

Appleは「ポケットからハリウッド映画を」と言っているけど……

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iPhone 13 Pro/Maxには、”動画版のポートレートモード”こと「シネマティックモード」が利用できる。要は「ビデオ撮影中に被写体を際立たせるために背景をぼかしてくれる機能」だが、実際はA15 Bionicの凄まじい性能を活かしてリアルタイムで処理を行っている。

シネマティックモードは、外向きカメラの広角レンズ、望遠レンズ、内向きカメラで利用可能。iPhoneで普段撮る動画といえば子どもたちの愛おしい姿が中心だが、シネマティックモードの実力を試すためにvlogのような雑談動画を歩きながら撮影してみた。内容はスッカスカだが、iPhone 13 Proの内向きカメラで撮影したシネマティックモードの精度、ビデオの画質、音質、手ブレを見てもらいたい。

技術的な制約が多く、精度もイマイチだが、素人には楽しい

シネマティックモードの精度の前に、技術的な問題を指摘したい。撮影可能な最大画質はフルHDで、フレームレートは30fpsに固定。一般的に映画は24fpsで撮影され、4K対応作品も増えている。iPhone 13シリーズをアピールするキャッチコピー「ポケットからハリウッド映画を」に対し、冷ややかな視線を送る映像クリエイターは少なくない。

幸いにも僕は映像クリエイターではない。どちらかというとYouTuberが公開するモーニングルーティンを見ながら、「作り込まれた世界凄すぎー!普段は髪ボサボサのままパジャマで半日過ごして朝抜き昼コンビニ飯のくせにー!」と思いながら見ているタイプの人間だ。ごめん言い過ぎた。

ド素人がiPhone 13 Proのシネマティックモードを使って撮影すると、どのような作品が仕上がるのか。初期のポートレートモードに感じるクオリティで、エッジがボケており、精度は総じて甘いと言わざるを得ないが、撮っていて楽しい。

背景がゴチャッとしていることを理由に動画を回したくないという人でも、シネマティックモードがあれば解決する。エッジの検出が甘いため、検出しやすい画角を選べばそれほど問題にならなさそうだ。

映像を熟知している人は、シネマティックモードハリウッド映画が生まれる可能性はないと分かりきっているだろう。しかし僕のような「動画はよくわからない」という人にとっては動画コンテンツ作りにチャレンジするきっかけになるかもしれない。

しかしフルHDの制限はなかなか厳しい。4K画質がある動画はすべて4Kで見ているため、Mac/PCの大画面で見ると非常に粗く感じる。

突然ピントが外れる問題、被写体や撮影距離の問題?

vlogとは別に、ズーラシアで象が食事をしているシーンを撮影してみたが、突然ピントが失われる問題が何度も発生。映像としては背景がボケていたのに突然ハッキリと見えてしまう状態になるため、落ち着いて見ることができない。

シネマティックモードで撮影したビデオをiMovieで編集した際のスクリーンキャプチャを参考にしてもらいたい。黄色い枠が表示されていればピントは合っているが、何度も表示されなくなる。被写体が象だからなのか、それとも被写体との距離が遠すぎたのか。原因は不明だ。

シネマティックモードは現時点ではベータ機能に近いが、機能としては面白い。輪郭の甘さは、必要以上にf値を下げなければある程度解消される。ポートレートモードも発表された当初は同様に荒削りだったが、数年間で改良されてきた。シネマティックモードも同じ道を歩み、来年以降の進化に期待したい。

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コメント(1件)

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  1. ぜっと(コメントID:612093)

    一般ユーザー的にはこれでも十分すごいんだよな(Proと名乗っといて云々の意見は聞こえません笑)

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