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iPhone 16 Proの発表前日。1年間使ったiPhone 15 Proを振り返る

iPhone 15 Proを1年使ってみたレビュー。USB-C化した初のiPhoneモデルはどうだったのか

One Year with the iPhone15Pro Review 03

いよいよ明日、iPhone 16シリーズが発表されるだろう。僕はiPhone 16 Proに絶対買い替えたいと思っているが、買い替える前にiPhone 15 Proと共に過ごした1年間を振り返りたい

最大の魅力は間違いなくUSB-C化

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iPhone 14 Proからの進化ポイントとして、空間ビデオの撮影対応、アクションボタンの追加、本体の軽量化、4,800万画素のメインカメラなどがあるが、最も恩恵を受けたのはポートのUSB-Cだろう。

USB-Cポートになったことで、MacBook Pro用に持ち運んでいたUSB-Cケーブルさえあれば、いつでもどこでも充電できるようになった。モバイルバッテリーの選択肢が劇的に増え、USB-Cケーブルが内蔵された製品を持ち運ぶようになった。デスクで作業中も、周辺機器に接続するために使用しているケーブルで簡単に充電できる。

USB-C化は想像していたよりも偉大だった。もうLightningには戻れない。

アクションボタンは結局カメラに設定

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iPhone 15 Proの魅力はユーザー自身が自由に設定できるアクションボタンが搭載されていることだが、結局現在はカメラの起動を割り当てている。ショートカットを割り当てることも悩んだが、スワイプのカメラ起動が想定どおり動作しないことが多々あることから、カメラの割り当てが最も恩恵を受けられると判断した。

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便利だけど、なくても困らない

意外と使う「メインカメラの2倍ズーム」

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iPhone 15 Proは、0.5倍・1倍・2倍・3倍の焦点距離から選択できる。最も使用頻度の高い画角は、メインカメラの4,800万画素センサーをクロップした「2倍」だった。

35mm換算で約48mmとなる2倍ズームは、子ども達の表情をメインに撮りたいときに使い勝手の良い画角だ。旅先など周囲の様子を撮りたいときは、1倍の24mm画角で撮ることが多かった。

3倍ズームの使用頻度も意外と高かった。iPhone 16 Proでは5倍ズームになるらしいが、個人的には3倍ズームのほうが使い勝手が良い。超広角はミラーレスカメラでも使用頻度の高いレンズということもあり、景色を撮る際に多用してきた。

以下にiPhone 15 Proで撮影した写真をいくつか載せておく。いずれも現像無しのJPEG撮って出しとなっている。

Photos taken with iphone15pro 01

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Photos taken with iphone15pro 03

Photos taken with iphone15pro 04

Photos taken with iphone15pro 05

iPhoneは「連絡兼情報ツールを搭載したカメラ」

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iPhone 15 Proを購入した当初は、「もうiPhoneにこれ以上求めるものはない。来年は買い替えなくてもいいかもしれない」と思っていた。しかし、残念ながらiPhone 16 Proに買い替えたい理由ができてしまったため、来年も買い替える予定だ。

……で、iPhone 15 Proは買って良かったのか?

USB-C化しただけでも買い替えた価値は十分あると言える。しかし「だからあなたも買い替えた方がいいね」とはならない。iPhoneの買い替えは昔に比べてタイミングが難しくなった

iPhone 15 ProUSB-C化によってさらに日常に溶け込んだデバイスと言えるだろう。USB-Cが普及しつつある今、充電やデータ転送の選択肢が広がり、持ち歩くアクセサリーも減り、利便性が向上した。

ただ、それ以外では大きなインパクトは感じられない。カメラについては、昨年モデルと並べて比較すれば違いが分かるかもしれないが、単体で見て明確な差を感じることは少ない。アクションボタンも、使いこなせば「手放せない機能」になる可能性があるが、現時点ではなくても困らない程度だ。

Appleは昔から、ソフトウェアを活用するためにハードウェアを提供してきた。これまではiPhoneのハードウェア進化が目覚ましく、注目を集めてきたが、ハードウェアの進化が頭打ちとなりつつある今、Apple Intelligenceなどのソフトウェアの進化が、今後のiPhoneにとって大きな鍵を握る。

iPhone 16 Proの登場でiPhone 15 Proは廃盤になるはずだ。量販店で投げ売りされるiPhone 15 Proは、僕が買い替える理由にある問題を持ち合わせているため、どうせなら最新モデルを買ったほうがいい。

Appleのソフトウェアは今後、Apple Intelligenceが主役になるだろう。今後のiPhoneは利用するためのシステム要件を満たす。買ってしばらく買い替えないのであれば、買う当時に性能が高いモデルを買ったほうが、長い目で見た特に”お得感”があるはずだ。

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更新日2024年09月08日
執筆者g.O.R.i
コメント(3件)

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  1. 通りすがりの読者(コメントID:704631)

    USB-C化したminiが欲しいが、絶対にムリなんだろうなあ…

  2. g.O.R.i(コメントID:704628)
    コメント先:ファーファ(コメントID:704627)
    ゴリさん、撮って出しの時、いつもエスカレーターがあるので黒と光の濃淡が好きなんだろうなあ、と想像してみたり・・・。

    イェス!!!!!!!!!!!!!!!コントラストのある空間大好きです!!!!!!!!!

  3. ファーファ(コメントID:704627)

    ゴリさん、撮って出しの時、いつもエスカレーターがあるので黒と光の濃淡が好きなんだろうなあ、と想像してみたり・・・。

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