auユーザー、黒いSIMは要交換!「iPhone 8/8 Plus」「iPhone X」で通信できず
au版「iPhone 8/8 Plus」および「iPhone X」は3G通信に非対応となっている。
auの「iPhone 8/8 Plus」用ページおよび「iPhone X」用ページを見てみると、下の方の注釈に「日本国内において3G通信はご利用いただけません。」と書かれている。
ITmedia Mobileによると、auのSIMを入れた「iPhone 8/8 Plus」および「iPhone X」ではauの3Gエリアを利用できないことはもちろん、LTE契約の黒いSIMを使っている場合、そのままSIMフリーモデルに挿しても使うことができないというのだ!
auショップにダッシュ、手数料3,000円でSIM交換へ
一体どういうことなのか。ざっくり整理すると、auにはiPhoneで利用できるSIMカードが2種類ある。片方は3G通信に対応し、片方は3Gに対応していない。3G対応のSIMを「LTE契約」、非対応のSIMを「VoLTE契約」と呼ぶ。
VoLTEとは、データ通信を用いて音声通話を行う仕組みのこと。つまり、従来の3G回線を使用せずに音声通話を行う、ということだ。LTE契約SIMでも利用できていたが、ソフトウェア側で制御可能になっていた。
au nano ICカードの種類 | 色 | 3G | VoLTE |
---|---|---|---|
LTE契約用 | 黒 | 対応 | 対応 |
VoLTE契約用 | 灰色 | 非対応 | 対応 |
冒頭の注釈にあったとおり、「iPhone 8/8 Plus」と「iPhone X」はLTE契約SIMでは利用できない仕組みになっている。なぜなら、3G通信が利用できないから。必然的にVoLTE契約用のSIMを選ばなければならない。
僕は、iPhone 7 PlusからiPhone 8 Plusに差し替えるため、SIMトレイのピン穴にピンを挿してSIMカードを確認した瞬間、真っ青に。僕が使っていたSIMカードは黒色。まさに、最新モデルで利用できない、LTE契約のSIMカードだったのだ。
試しにiPhone 8 PlusにLTE契約SIM挿してみたところ、この通り圏外に。
急いでauショップに向かい、手続きを行ってきた。事務手数料は3,000円+税。僕はApple公式サイトから購入したSIMフリーモデルだったが、問題なく手続きをしてもらった。
手続きの際に新端末を識別する何かしらの番号が必要となっているため、手続きを行う場合は必ず新しいiPhoneを持っていくことをお忘れなく。外箱にも書いてあるので外箱さえあれば問題ない。
発売日当日、60分待ちと言われたガラガラのauショップで手続きを数分で終え、無事iPhone 8 Plusが電波を手に入れることができた。
なお、au回線を使用する「Apple Watch Series 3」のLTEモデルも同様に対応している通信企画はLTEのみとなっていて、3Gには対応しない。auのSIMを使用している皆さんは注意するべし!
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