DropboxのID/パスワード合計700万件が流出した可能性アリ!ファイルが消える不具合も発生し、大混乱
昨日、Dropboxが大きく取り沙汰されていたことを知っている人も多いだろう。重要なニュースなので、よく分からないという人は、2つの大きな問題が発生し、話題になっていたことを把握するべし!
1つはDropboxにログインするために必要なIDとパスワード合計700万件が流出した可能性があるということ。もう1つは一部ユーザーがアップロードしたはずのファイルが消えるという極めて致命的な不具合が発生したということだ。
続きに簡単に解説しておく!
Dropboxがハックされたのではなく他社サービスから流出
Dropbox利用者、合計700万件のユーザー名とパスワードが流出したとしたらそれは大問題だ。これについてDropboxはサービスそのものはハックされていないと発表。他のサービスから流出したID/パスワードを使ってDropboxを含む他のサービスに悪用して不正ログインをしているとのことだ。
これは以前、LINEの乗っ取りに関しても同様の見解が発表されていた。
他社サービスから流出したと思われるメールアドレス・パスワード等を利用して、別のインターネットサービスに不正ログインをするなど悪用するケースが増えています。
他のサービスで利用しているユーザー名やパスワードを流用するのは危険なので、万が一他でも使用しているものと同じであればすぐにでも変更するべき。さらにDropboxは2段階認証を設定することを進めている。設定方法に関しては以下のリンクからどうぞ。
ストレージサービスにとって致命的な不具合
ユーザーにとってクラウドストレージサービスで最もあってはならないのはクラウドの保存したファイルが消えてしまうこと。まさにそのような致命的な不具合が昨日、明らかになった。
これは特定のフォルダを同期する「選択型同期」を利用しているユーザー。以前紹介したことのある、非常に便利な機能だ。
自分自身にこの不具合が発生している場合、Dropboxからメールが届くとのこと。影響を受けた場合は復旧作業を試みると同時に、お詫びとして「Dropbox Pro」サービスを1年間無料で提供するとのこと。月々1,200円を12ヶ月なので、14,400円相当になる。
絶対にあってはならない、クラウドストレージサービスのデータ消失という不具合。起きてからではもう手遅れ。1つのストレージサービスに頼らず、手元にハードディスクで保存したり、別のオンラインストレージサービスを利用するなどの対策を講じた方が良さそうだ。
(via Engadget、Cult Of Mac)