Apple純正ディスプレイは「ウルトラワイド5Kディスプレイ」になる可能性
Appleの純正ディスプレイは31.5インチ型で6K解像度になると言われているが、具体的なディスプレイの仕様については明らかになっていない。
9to5MacがApple純正ディスプレイが「ウルトラワイド5Kディスプレイ」になる可能性を指摘している。あくまでも記事を執筆した同サイトの動画クリエイターJeff Benjamin氏の予想ではあるが、実現可能性のある納得のいく内容だったので、紹介する!
既存のMacでも出力可能な解像度、同等のピクセル密度
9to5Macはこの純正ディスプレイがプロのクリエイター向けであり、iMac ProやiMacに搭載されている5Kディスプレイと同等(もしくはそれ以上)のピクセル密度である必要があることを前提として計算を開始。
Ming-Chi Kuo氏が伝えた「6K3K」解像度を持つ31.6インチのディスプレイであることを踏まえると、純正ディスプレイの解像度は6,240×2,880ピクセルになると予想。
この解像度は「6K3K」というKuo氏の予想する解像度と一致しているだけではなく、31.6インチというディスプレイサイズにも完璧に一致。iMacやiMac Proに搭載されている5Kディスプレイのピクセル密度(218ppi)をもとに計算すると、ディスプレイサイズは31.6インチになるという。
ディスプレイの高さは「iMac/iMac Pro」の5Kディスプレイと同じ13.2インチになり、横幅は「iMac/iMac Pro」のベゼルを含む横幅よりも3.1インチ長い28.7インチになるという。
6,240×2,880ピクセルという解像度が正しければ、この純正ディスプレイは「iMac/iMac Pro」に搭載されている5Kディスプレイよりも横長になったディスプレイということになる。
新型「Mac Pro」と合わせて準備中とされているApple純正ディスプレイは「Mac Pro」だけではなく、iMacやiMac Proのサブディスプレイとしてはもちろんのこと、MacBook Proユーザーも画面領域を拡張するために使うことができる。
読めば読むほど説得力があり、「Mac Pro」でしか出力できないディスプレイではない可能性が浮上したことに喜びを感じずにはいられないが、1つだけ気になることがある。
それは、新型「Mac Pro」が「Thunderbolt 4」ポートを搭載しているという噂があるということ。同ポートは「Thunderbolt 3」との互換性があるが、1つのポートで最大8K解像度のディスプレイを出力できるとのこと。
Appleが8Kを出力できるポートを搭載しておきながらそれを活かすディスプレイを用意しないとは考えづらいため、個人的にはMing-Chi Kuo氏が伝えている31.6インチ型「6K3K」ディスプレイとは別に、8K解像度のApple純正ディスプレイを準備しているのではないかと予想している。
「LG UltraFine 5K Display」はApple公式サイトで144,800円で販売されている。9to5Macの予想が正しければ、31.6インチディスプレイは20万円前後はしそうだ。8Kディスプレイは……考えないようにしよう……。