次期MacBookのトラックパッドは「Touch ID」対応か?!
「Touch ID」はものすごく便利だ。App Storeでアプリを購入する時、Safariで1Passwordを呼び出す時、ロック画面を解除する時。どれも指1本で認証することができるのは非常に快適だ。
これがMacでもできたらどれほど便利なことだろうか。想像しただけでニヤけてしまうが、恐らく直近で実現するのは難しそう。
apple.club.twによると、今年発売される次期MacBookのトラックパッドは「Apple Pay」を利用可能にするために「Touch ID」に対応すると報じているが、9to5Macは実現するには色々とハードルが存在すると指摘している。
「Magic Mouse」や「Magic Trackpad」も「Touch ID」対応?!
情報元によると、噂されている12インチ型MacBookや次期MacBook Proは搭載しているトラックパッドに「Touch ID」センサーが埋め込まれていると伝えている。実際、Appleは「Touch ID」をマルチタッチディスプレイに埋め込む特許を取得していることから、不可能ではないかもしれない。
一方、「Mac Pro」やiMacのようなデスクトップ型Macは新しい「Magic Mouse」や「Magic Trackpad」に埋め込まれるそうだ。
実現したら「Apple Pay」を利用した買い物が快適でセキュアになる他、面倒なパスワード入力も指1本で済ませることができ、IDとパスワードを覚えるという手間が大幅に減る。非常に魅力的だが、乗り越えなければならない壁がいくつかある。
1. 専用の「Apple Pay」APIが必要
Macから「Apple Pay」をiTunes StoreやMac App Storeをはじめ様々なウェブサイトで利用するためには専用のAPIが必要になる。ECサイトなどはこれらに対応することによって初めて「Apple Pay」で決済することが可能になる。
2. Macにも「Secure Element」が必要
「Apple Pay」は登録したクレジットカードを安全に保管する必要がある。そのため、「iPhone 6」や「iPhone 6 Plus」にはNFCモジュールに含まれた専用チップを搭載している。
Appleはこれを実現するために「Touch ID」による生体認証と連携しただけではなく、「Secure Element」と呼ばれるチップにクレジットカード情報を保管するようになっているとのこと。どうやらチップはNFCモジュールの中に含まれるものであるため、今回「iPad Air 2」や「iPad mini 3」にはNFCモジュールが搭載されていたようだ。
via 「iPad Air 2」のNFCチップ搭載、理由は「Apple Pay」で利用するカード情報のセキュリティ確保のため | gori.me(ゴリミー)
Macでも同様の機能を提供するためにはこの専用チップを搭載する必要がある。
Macが「Touch ID」するということは非現実的なことではないが、すぐに実現する可能性は低そうだ。ただし、いずれかは指を置くだけで画面のロック解除ができたり、Amazonの商品を注文できたりするようになると期待したい!
(via 9to5Mac)