我慢できなくて買っちゃった。後悔はしてない
AirPods MaxのUSB-Cモデルに指が滑って買い替えた僕の本音レビュー
うっかり指が滑って、AirPods MaxのUSB-Cモデルを買ってしまった。別にセール中でも無ければ、発売直後でもない。
本当に指が滑ってしまったのだ。ガチです、ガチ。でも後悔はしてない。
やる気ゼロのアップデートに膝から崩れ落ちたはずなのに
USB-Cモデルが発表されたのは、2024年9月。やる気ゼロのアップデートに膝から崩れ落ちたと酷評したとおり、カラバリが変わり、端子がUSB-Cに変わった以外、何も進化がないモデルだ。チップさえもアップデートされず、AirPods 4よりも古いチップ(H2チップに対してH1チップ)を搭載している。

AirPodsシリーズの比較 = Appleよりキャプチャ
いやいくら何でもやる気がなさすぎる。それでも買い替えてしまった。
その理由は本当にシンプル。Lightningケーブルを持ち運ばないといけない状況が辛かったからだ。
Lightningという名の呪縛から解放されたかった
対策として、極短USB-Cケーブルにマグネット式の端子を取り付けて使っていた。これはこれで便利だが、USB-Cケーブルがあれば確実に充電できるという状況では無いことが非常に苦痛だった。
iPhoneは充電できる。AirPods Pro 2は充電できる。iPad Proも充電できる。なのにAirPods Maxは充電できない。
実は先日、シンガポールに家族旅行した際に持って行ったのだが、Lightningケーブルが必要という状況があまりにもストレスだった。ストレスがありすぎて買ってしまった。よって指が滑ってしまったのは仕方ない。

I have a USB-C port…

I have a USB-C cable…

Ungh! AirPods Max with USB-C Cable
欠点だらけなのに、なぜか手放せない魅力
AirPods Maxは重い。ゴツい。デカイ。何よりもケースが信じられないぐらいダサいし、電源も切れないし、不便な要素は山ほどある。
しかしAirPods Pro 2に慣れている僕としては音質は聞き慣れている心地良い音質で、外音取り込みモードはピカイチだ。もちろんノイズキャンセリング機能は効果抜群で、何よりもデバイスの切り替え機能が優秀すぎる。
iPhoneからiPadからMacBook Proに迷いなく切り替わる快適さは、他のヘッドホンでは難しい。デバイス間を頻繁に切り替えるからこそ、他のヘッドホンは使えないという感覚が日に日に強くなっていた。
黒田さんとAirPods Maxの出会いが決定打
そもそもAirPods Maxがいいな、と思ったきっかけが別にある。僕は先日、WWDC25で取材に行った際にBose QuietComfort Ultra Headphonesを購入して向かったのだが、デバイス切り替えは遅いし、空港に向かうバスでバスの衝撃が都度ノイズキャンセリングに影響してしまい物凄く不快だった。
音は好みで着け心地も快適、軽くて持ち運びし易いのだが、「なんだかなあ」と思っていた自分がいた。そこで現地でギズモード・ジャパンの黒田さんが常にAirPods Maxを付けていて「めっちゃ良いな」となって以来、気になってしまっていた。
「わたしの仕事カバンとその中身、どれだけ便利かプレゼンさせてください」(YouTube版はこちらから)でも紹介されているが、「AirPods Max+黒田さん」という組み合わせを端から見ていて「めっちゃ格好良い」と思ってしまったのだ。最近改めてAirPods Maxを使ってみて「確かにAirPods Max、いいわ……」となって買ってしまった。
意外と顔に馴染むデザインの妙
イヤーカップが縦長なデザインを採用しているがゆえに、ヘッドバンドが顔を沿うようにして身につけられる感じも好みだ。Boseはもっと顔から離れてしまうが、特別顔が小さいわけではない(特別大きいわけでもないと思うが……)僕の顔を必要以上に大きく見せる必要も無い。
顔に沿ってくれるデザインのほうが、シュッと見えていい。
6時間のフライトで実感した真価
シンガポールは約6時間前後の搭乗時間となっており、外音取り込みモードとノイズキャンセリングを行き来しながらつけっぱなしで過ごした。本体の重さとは裏腹に、不思議と重さを感じなかった。
何よりも機内アナウンスが流れれば簡単に外音取り込みモードで聞こえるようになること、Digital Crownのお陰で音量調整が容易なこと、iPhone 16 ProとMacBook Proの行き来に一度も失敗せずに使えたことで、あらゆるAirPods Maxの欠点を「まあ仕方ない」と思えるようになってしまったのだ。
買取価格は下がったが、それでも価値はある
AirPods MaxのLightningモデルはにこスマ買取を活用した。最大買取価格は2024年5月1日時点で41,000円と掲載されているが、僕は33,000円となった。状態もよく、買取価格が下がるようなタイミングがなかったため、2025年8月14日時点では33,000円まで値下がりしているとの理解で良いだろう。
それでも5万円以上の出費は痛いが、Lightningケーブルを別途持ち運ばないといけない、というストレスから1つ解放されただけでも価値がある。買い替えてよかった。
次、飛行機乗る機会がいつになるかわからないが、きっとその時もAirPods Maxと一緒に空の旅を楽しむことになるだろう。指が滑って正解だった。後悔はしてない。
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9月はともかく買った後アプデはほんまにありそうで怖いw
後悔は直後ではなく時間差でくるのだ…。
出る!出る!出る!
出ない!出ない!出ない!!!!!!!💢
-9月-
Apple「全てがパワーアップしたAirPods Max2出しまーす!」
自分の職場ではUSB-A, Micro USB-B, USB-C, Lightning付きのアダプタが一つのタップ並んでに刺さっているので、毎回iPhone,iPad,Android,他の差込口覗いてて頭がおかしくなりそうですw