【レビュー】「audio-technica STREET MONITORING ATH-S100」は2,000円前後で買えるコスパ抜群のヘッドホン
僕はヘッドホンが大好きだ。耳の中に入れるよりも耳に乗せるまたは覆う方が単純に好みなのだと思う。
最近は暑くなってきたので外を歩きながらヘッドホンをするのは大変になってきたが、電車内やカフェなどでは比較的冷房が強いため、付けていても暑苦しく感じることはない。
長らく愛用しているのが「Parrot Zik 3」、比較的最近使い始めて持ち歩いているのが「JBL EVEREST 300」。Bose待望のノイズキャンセリング対応ワイヤレスヘッドホン「QuietComfort 35」も期待しているが、今回紹介するのは「audio-technica STREET MONITORING ATH-S100」。なんとワイヤレスではなくワイヤード(有線)ヘッドホンだ。
なぜこれを紹介するのかというと、6月7日に放送された「マツコの知らない世界」で「コスパ最強スマホ向けヘッドホン」として紹介されていたから。価格は2,000円以下(記事執筆時)ということで気になってポチってみた。
外観とともに実際の使い勝手を紹介するので購入を考えている人は参考にどうぞ!
軽くて脆そうだが可愛らしい作り!付け心地も良い
まずは外観からチェックしよう。「ブラック」「ブラック・グリーン」「ブラック・ピンク」「ブラック・ブルー」「ホワイト」の5色展開となっていて、個人的にはメガネに合わせるために「ホワイト」をチョイス。
ヘッドバンド部分にはクッション性は無いが、本体は約110gと非常に軽いため長時間つけたままでもそれほど重さを感じず、痛みもない。ただ、軽いだけあり作りは丈夫ではなさそうなので取り扱いに注意が必要だ。
イヤーパッドはクッション性が十分にあり、柔らかい。好みの押し心地でメガネの上からでも痛くならない。
アーム部分、もちろん伸びるので僕の父親のように頭が大きい人でもきっと大丈夫!(未確認
コンパクトに折り畳むことはできなないが、このようにしてイヤーパッドを内側に向けることはできる。
音質は期待以上!低音多め、バランスは予想外に良い
では実際の音質はどうか。
個人的な印象だが、オーディオテクニカの音は総じてバランスが良い。最近はヘッドホン一色だが、イヤホンを色々と試していた頃はオーディオテクニカの音質が好きで色々と渡り歩いていた。
2,000円以下のヘッドホンなので2,000円にちょっと毛が生えたぐらいの音を期待して試してみた「audio-technica STREET MONITORING ATH-S100」だが、予想以上に音がよかった。低音は多めだが、それ以外の音のバランスは割と良い。
もちろん、音の解像度は2,000円相当で1つ1つの音が聞こえるというよりは音が面で耳に押し付けられるような感じではあるが、その音のバランスが決して悪くないのだ。低音も強調されてはいるものの、他の音域にはそれほど影響しない。
すべての音楽に万能なヘッドホン・イヤホンは存在しないと思っているが、「audio-technica STREET MONITORING ATH-S100」も例外ではない。低音が強調されることからEDM系やバンドサウンド、ロック寄りのポップスなどは格好良く聴こえた。
これが2,000円以下で購入できるのだから、確かに「コスパ最強スマホ向けヘッドホン」かもしれない。今回僕が購入したのは最安モデルだが、数百円プラスすればマイク付きボタンが用意されたモデルもある。そこそこの音質が楽しめる安いヘッドホンが欲しい、という人は「audio-technica STREET MONITORING ATH-S100」を買ってみるべし!