Samsung Galaxy S4は特定のベンチマークアプリに対して最高数値が出るように「最適化」されていたことが発覚!
【img via Samsung Galaxy S4 – dual view by Janitors】
Samsung、それはアカンでしょう…。
今年3月15日に発表された、Samsungのフラグシップモデル「Galaxy S4」。各種ベンチマークテストでも群を抜くスコアを次々と叩きだしていたが、どうやらそれらのスコアはヤラセだったようだ。
ハードウェア系に強い海外メディアAnandTechによると、Samsung Galaxy S4は特定のベンチマークアプリに対して最高数値が出るように「最適化」されていたことが発覚した!いくらなんでもこれは酷い!
マイナーなベンチマークアプリではGPUのクロック数が低い!
発覚したのはGPUのベンチマークテスト結果の内容から。 GLBenchmark 2.5.1、AnTuTu、Linpack、Quadrant、Benchmark Piなど代表的なベンチマークアプリではクロック数532MHzで動作する一方で、ベンチマークテストを行えるUnreal Engine 3 のデモEpic Citadelでは高負荷の状態でも480MHzまでしか上がらないことが分かったそうだ。
特定のベンチマークアプリで好成績を出すためにはそれらのアプリを特定するためにハードコーディングされていることも分かっていて、「BenchmarkBooster」という文字列も発見されている。あまりにも分かりやすい!
ちなみに、Galaxy S4は海外モデルだけではなく、国内モデルもこのような結果を出していることが発覚。
Exynos 5 Octaのコードネーム ” Adonis ” のほか、ドコモ版SC-04Eなど特定バージョンの Galaxy S4 が搭載する Snapdragon 600 + MDM9x15モデムのコードネーム ” Fusion3 ” も条件として見つかっています。
よって、Galaxy S4のベンチマークテスト結果はある意味捏造されたスコアであるとも言えるだろう。
高いクロック数で動作するなら、なぜそのままにしないの?
ここでふと疑問に思う人もいるかもしれない。Galaxy S4は本当は本気を出せば高いクロック数で動作する。なのに、なぜわざわざ特定のベンチマークアプリのみに対してそのように動作するようにしたのか。
ざっくり一言で言うと、クロック数は高ければ高い訳ではないから、である。
動作クロック数は高い方が動作はスムーズになる一方で、負荷が掛かるため電池持ちに影響する。このバランスを考慮してベストパフォーマンスに最適化することが現在のスマートフォンにおける1つの大きな課題でもある。
動作の快適さと電池持ち。これらの絶妙なバランスを本来ハードウェアメーカーが調整するのだが、今回Samsungが行ったのは本来制御しているパワーをあたかも常に出しているような見せ方。ゲームアプリに対してならまだしも、ベンチマーク結果だけ速く見せかけるのはどう考えても卑怯だ。
Samsungはこれに対してどのように対応するのだろう
ここまで徹底的に不正を暴かれてしまっていては、Samsungも抵抗のしようがない。そしてベンチマークアプリを提供しているサービス元も不愉快極まりないだろう。
言い逃れすることは実質不可能。果たしてこの状況に対してSamsungはどのように対応するのだろうか。
本記事は、専門的で僕自身も詳しい内容は分からないため事の概要のみとなっているが、詳しく内容を知りたい場合はEngadget Japaneseへ直接どうぞ!
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