Samsung、Supremeのフェイクブランドとコラボ
Samsungは現地時間12月10日、中国にて同社初となる「Infinity O」ディスプレイを搭載した「Galaxy A8s」を発表した。同時に新しいブランドコラボを発表したのだが、その内容があまりにも衝撃的なので笑っていいのか笑ってはいけないのか、本気で分からないレベル。
Droid Lifeによると、Samsungは壇上でかの有名なブランドSupremeとのブランドコラボを発表。中国本土で新しい旗艦店をオープンするなどの計画が語られたというが、ここで1つ大きな問題がある。
壇上でプレゼンを行っていたのはSupremeの幹部でも社員でも関係者でも何でもない。Supremeが中国本土で旗艦店をオープンするという事実もない。
これは一体どういうことなのか。
Samsungが提携したのは「Supreme Italia」
本家のSupremeは米国ブランド。ブランドに疎い人でも、ルイヴィトンとのコラボ商品や、Supremeの行列で武器を持った客がシュプリーム関係者を集団リンチするという暴力事件などが報じられ、ブランド名を目にしたことがある人もいるのではないだろうか。
SamsungがコラボしたのはそのSupremeではない。なんと、Supremeのフェイクブランドである「Supreme Italia」だ。そう、本家非公認のフェイクブランドなのだ。
フェイクブランドではなるが、法的には守られているというのが際どいところ。Supreme本家がイタリアにおいて商標の取得をし損ねていた穴にInternational Brand Firmという団体が目をつけ、ビジネスを展開。現地法廷でも勝利を収め、現地の法律に守られた状態でブランド展開を行っているようだ。
EngadgetによるとSamsungはこのフェイクブランドとコラボしていることを認識しているとのこと。マーケティングマネージャーのLeo Lau氏は自身のWeiboでSupreme本家が中国本土で販売する権利がないことをコラボの理由として挙げている。
ただ、中国本土で販売権利がないブランドをフェイクブランドとコラボするのはどうなのだろうか。コラボ商品は通常モデルよりも高値が付くと仮定した場合、フェイクブランドに価値を見出すのは難しい。また、フェイクブランドとコラボすることによってSamsungのブランドイメージも傷つく恐れがある。
それにしてもフェイクブランドと分かった今、Supreme Italiaの旗艦店は成功するのだろうか。わざわざフェイクブランド、買わないよなあ。
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