Face IDのロゴ、なぜかSamsungの基調講演スライドに登場
どう見てもAppleのFace IDのロゴだが、発表しているのはSamsung
確かにどう見ても「Face ID」のロゴだな……。
Samsungは1月7日、世界最大の技術見本市「CES 2020」の基調講演で、「Face ID」のロゴを使用した疑惑が挙がっている。
厳密には「Face ID」のロゴと比べて線が太く、各要素が中央に寄っていて、形もより角ばっているように見えるが、「SamsungがAppleのFace IDのロゴをパクった」と言われても仕方がないほど酷似している。
Samsung straight up stole the Face ID icon pic.twitter.com/ifGcIDxIlb
— Parker Ortolani @ CES (@ParkerOrtolani) 2020年1月7日
Samsung製品には実際に使用されていないロゴ
「Face ID」のパクリロゴは、Samsungのユーザー認証サービス「Samsung Pass」を始めとした、サイバーセキュリティへの投資について語るスライドに登場。約15秒間、表示されていた。
興味深いことに、Samsungのソフトウェアやパッケージには独自のロゴを使用している。スライドを制作した担当者が誤って(もしくは意図的に)入れたのかもしれない。
テック業界では頻繁に話題になる”Appleのパクリ”
この手の”Appleのパクリ”は今に始まったことではない。
Samsungは、数年前まで遡れば、AppleのCMに出演する女の子を自社のCMに起用したり、「ウェアラブルデバイス」の特許にApple Watchの画像を使用したり、”常習犯”とされていたが、最近では独自の路線が確立されたのか、あまり話題にならなくなった。
一方で、未だに堂々と模倣し続けているのが、Xiaomi。昨年2月には、「macOS Mojave」の「ダイナミックデスクトップ」機能を丸パクリした機能を発表し、7月にはAppleの「Memoji」を丸パクリしたアバター機能「Mimoji」を発表。「Mimoji」にいたっては、宣伝するためにAppleの「Memoji」のCM動画を使おうとしてバレる事件も話題になった。
今回、Samsungがなぜ、Appleの「Face ID」のロゴを使用したのか、詳細は分かっていない。