Face ID対応のMac、準備中か macOS Big Sur内のコードが示唆
開発は初期段階、デザインを刷新した14.1インチ/16インチモデルに搭載か(2021年9月までに発表との噂)
Macは、将来的に顔認証に対応する可能性がある。9to5Macが、macOS Big Sur Beta 3内からTrueDepthカメラの搭載およびFace IDのサポートを意味する「PearlCamera」のコードを発見。他にも「FaceDetect」や「BioCapture」など、Face IDに関連する情報が見つかっている。
ただし開発は初期段階と見られ、Face ID対応Macの発表まで時間がかかりそうだだ。
AppleシリコンMacはFace ID実現に欠かせないニューラルエンジン搭載
Touch IDはMacBook AirおよびMacBook Proに実装されているが、Face IDが利用できるMacはない。その理由として、Face ID対応iPhoneやiPadのAシリーズチップに内蔵されている、ニューラルエンジンの非搭載が考えられる。
Face IDは、TrueDepthカメラ、およびA11チップ以降に内蔵されているニューラルエンジンとの連携が重要。仮にTrueDepthカメラを搭載したとしてもニューラルエンジンが搭載できず、採用を見送ってきた可能性がある。
TrueDepth カメラは、3 万以上の目に見えないドットを顔の上に投射して解析し、顔の深度マップを作成して、顔の正確なデータを読み取ります。また、顔の赤外線イメージも取り込みます。A11、A12 Bionic、A12X Bionic、A13 Bionic チップのニューラルエンジンの一部 (Secure Enclave の中で保護されています) が、深度マップと赤外線イメージを数学的モデルに変換し、そのモデルを登録済みの顔のデータと照合します。
Appleは、iPhoneやiPadと同じく自社製チップを搭載した、AppleシリコンMacを年内から発表する。MacBookシリーズに加え、iMacもFace ID対応が期待できる。
AppleシリコンMacの詳細は不明だが、Appleに詳しいアナリストMing-Chi Kuo氏の最新レポートによると、13インチ型MacBook Proを年内に発表する可能性がある。デザインを刷新した14.1インチモデルや16インチモデルは、ミニLEDディスプレイを搭載し2021年9月までに登場すると予測している。