SiriとARが主役となっている「iPhone X」のコンセプトイメージ
「iPhone Edition」こと次期iPhoneのプレミアムモデルには期待したいが、まだ開発段階とされていることから本当に9月に披露されるのか、心配だ。
これまで多くの人が断片的なリークや噂をもとにコンセプトイメージを公開してきたが、今回紹介するのはまた新たな「iPhone X」のコンセプトイメージ。Gabor Balogh氏が考えた次期iPhoneはSiriとARが主役になっているそうだ。
どうぞご覧あれ!
ファンクションエリアはSiriを中心とした操作領域に
Balogh氏は「iPhone X」が全画面ディスプレイを搭載したとしても既存のiPhoneと同様に長方形の筐体を持ち、下部の中央にホームボタンが配置されているというデザインを採用すると予想。
これまでホームボタンの長押しで起動していたSiriは画面内蔵ホームボタンのアイコンとして表示され、Appleが積極的に取り組んでいると見られているAR機能が組み込まれて大幅にパワーアップすることが想像されている。
ARに対応したiPhoneは持ち上げると背景がホーム画面越しに透けて見える。まるで1枚のガラス板の上にアイコンが載せられているような世界観を楽しむことができる。アイコンが実世界に入り込むという意味では確かに拡張現実なのかもしれない。
Siriの技術は現時点でもiPhoneの検索やウェブの検索を支えているが、「iPhone X」ではカメラ越しに見えている対象物を認識することができ、その対象物を前にしてユーザーが起動する可能性があるアプリが表示される仕組みとなっている。「Siriの検索候補」がリアルと連動するのだ。
SiriとARの組み合わせが最も役に立ちそうなのはナビゲーション時。画面上に行くべきルートが目の前の映像の上に重ねて表示してくれるため、道に迷うことがなくなる。駅構内で迷子になることが多い僕としては是非とも実装してもらいたい機能だ。
ヘルスケアやフィットネス領域に力を入れているAppleだが、SiriとARを組み合わせて自分自身や家族の健康状態がすぐに分かるようになるかもしれない。対象者がApple Watchを身に着けている状態であることを前提として、かざすだけで心拍数や体温などが分かる世の中が実現できたら医療業界にも大きなインパクトがありそうだ。
iPhone 7と比較して「iPhone X」はほぼおなじ物理的なサイズであることをイメージ。ただし、見ての通り上下のベゼルが極端に少なく、同じ大きさでもアプリで使用できる画面領域は「iPhone X」の方が圧倒的に広い。
実際にアプリを表示した場合もイメージ。FaceBookアプリがARを活かした機能を実装していた場合はホームボタンの左右に表示されることを想定している。全画面ディスプレイなのでアプリもギリギリまで表示されている。
今までのiPhoneとは一線を画すプレミアムモデル。今回紹介したコンセプトイメージのようなモデルは今秋、登場するのだろうか。
(Gabor Balogh via 9to5Mac)