Apple、カーボンニュートラルを2030年までに目指すと発表
カーボンの排出量を75%削減し、革新的な除去技術の開発により残り25%を実現する計画
Appleは2030年までに、製造から輸送、使用された素材の再生まで、すべてのカーボンフットプリントをゼロにすると発表した。企業全体で100%カーボンニュートラルになるために、サプライチェーン全体で再生可能エネルギーと再生素材を使用し、世界中で自然のエコシステムを回復させ、できる限り再利用するという。
Appleは、カーボンの排出量を75%削減し、革新的な除去技術の開発により残り25%を実現する計画だ。
「あなたがデバイスを長く使えば使うほど、地球のためになる」
カーボン削減を実現するにあたり、Appleの環境ページには計画の詳細が記載されている。実現にあたり、Appleデバイスは長期間使用できることを前提に設計していると説明。
あなたのデバイスは長く使えるように設計されています。Appleの信頼性試験研究所で厳しくテストされた耐久性の高い素材で作られていて、OSのアップデートが継続的に届きます。万が一の時には、世界中に5,000以上あるApple認定修理サービスのネットワークにまかせられるので安心です。あなたがデバイスを長く使えば使うほど、地球のためになると私たちは考えています。
またパッケージからは「プラスチックを排除し、再生素材を増やし、パッケージを全体的に減らすように取り組んでいる」と説明している。2020年の新型iPhone(iPhone 12)は、一部アクセサリーが除外され外箱が小型化すると噂されている。すでに多くの人が標準アクセサリを所有していることに加え、環境への取り組みも影響している可能性がある。
パッケージは、私たちが環境に与える影響を大きく左右します。Appleではプラスチックを排除し、再生素材を増やし、パッケージを全体的に減らすように取り組んでいます。iPhone 7のパッケージをプラスチックトレイから成形ファイバーに切り替えたことがきっかけで、現在Apple製品のパッケージの大半はファイバー製になりました。