イーロン・マスク、AppleにTeslaの買収を提案するも断られた過去を告白
2013年に報じられていたAppleとTeslaの買収交渉は、そもそも交渉まで至ってなかった可能性が高い
電気自動車メーカーTeslaのイーロン・マスクCEOが、Appleが2024年に一般消費者向け全自動自動車(Apple Car)の製造を開始するとの報道に言及。Appleのティム・クックCEOにTeslaの買収を提案するも断られた過去を告白した。
イーロン・マスク「ティム・クックは商談を拒否した」
電動高性能車「Tesla Model 3」の開発が難航していた頃、イーロン・マスク氏は現在の評価額の10分の1に値する金額で買収を持ちかけたが、ティム・クック氏は「商談を拒否した」という。
During the darkest days of the Model 3 program, I reached out to Tim Cook to discuss the possibility of Apple acquiring Tesla (for 1/10 of our current value). He refused to take the meeting.
— Elon Musk (@elonmusk) December 22, 2020
Appleの”革新的バッテリー”は「電気化学的に不可能」と指摘
Appleが”戦略の中核”として進めているとされる、「コストを劇的に削減し走行距離を伸ばすことを可能とする、革新的なバッテリーデザイン」についてもコメント。Teslaは、すでに上海の向上で製造されたミドルレンジの自動車に、リン酸鉄リチウム電池(LFP)を採用しているそうだ。
また技術面においても、最大ボルテージが低すぎるため「電気化学的に不可能」と指摘している。
Strange, if true.
– Tesla already uses iron-phosphate for medium range cars made in our Shanghai factory.
– A monocell is electrochemically impossible, as max voltage is ~100X too low. Maybe they meant cells bonded together, like our structural battery pack?
— Elon Musk (@elonmusk) December 22, 2020
AppleとTeslaは2013年に買収交渉が報じられていたが、イーロン・マスク氏の発言を踏まえると交渉まで至ってなかった可能性が高い。AppleとTeslaは2016年頃、互いに人材の引き抜き合戦を行っていたことが話題となっていた。
なるほどなるほど👀
現在の評価額の10分の1ならそりゃAppleは断って正解では?
モデル3すら出来てない当時なら割高過ぎますよ…