Apple、AI関連職種の雇用を加速。商標登録も着々と
「xrProOS」「xrOS」「realityproOS」「realOS」などの出願が判明
Appleが、AI関連職種の雇用を強化している。TechCrunchによると、Integrated System Experience、Input Experience NLP、Machine Learning R&D、Technology Development Groupなどの研究開発を主としたチームが、機械学習のスペシャリストを求めているという。
Appleは従業員によるChatGPTの使用を禁止しているが、ChatGPTに触発されAI開発を”見直し”したと報道されている。ChatGPTのiPhone公式アプリは先日、App Storeで配信開始された。
AppleはAI開発と並行して、WWDC23で発表確実と見られるMRヘッドセットに向けた商標登録も着々と進めているようだ。昨年9月時点で「Reality Processor」「Reality Pro」「Reality One」などの商標を複数国でペーパーカンパニーを通じて出願していると判明しているが、5月18日にアルゼンチン、トルコ、フィリピン、オーストラリア、ニュージーランド、イギリスで「xrProOS」の商標を申請。ニュージーランドで「xrOS」を申請した際に使用した同じペーパーカンパニーDeep Dive LLC社が使われている。
ニュージーランドでは昨日、別のペーパーカンパニーImmersive Health Solutions LLC社を通じて「realityproOS」を申請。過去にReality OneやReality Proを出願している会社だ。さらにRealityo Systems社を通じて「realOS」が申請されている。
「realOS」の商標は、2006年時点で富士通が所有していたが、Realityo Systems社が昨年11月末に取得した。
AppleのMRヘッドセットは「Apple Reality Pro」が正式名称となり、動作OSは「xrOS」になると噂されている。