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AppleがArmに支払っているチップ1個あたりの使用料、スマホメーカーの中で最安値らしい

「iPhoneのディスプレイを保護するためのプラスチック素材のほうが高価」

Arm logo

AppleがArmに支払っているチップの使用料は、1チップあたり30セント(約44円)と判明した。Apple製品の大部分はArmのチップ技術で成り立っており、iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、Apple TVHomePodで使われている。

しかしThe Informationによると、Armの年間売上のうちAppleが占める割合はわずか5%。コア数に関わらず、使用料は1チップあたり30セント。Armと取引のあるスマートフォンメーカーのうち、Appleが最も少額だという

Armはソフトバンク傘下の企業。Nvidiaが2020年にソフトバンクからの買収を試みたが、EUや英米の規制当局からの審査が下りず、2022年に買収中止が発表された。Armは2017年、「iPhoneのディスプレイを保護するためのプラスチック素材のほうが高価」としてチップ使用料の値上げを交渉したが、失敗に終わったと見られている。

AppleがArmとArmと「2040年を超える」長期契約を行っているため直近で関係性を解消するとは考えづらいが、オープンソース化されたチップ技術「RISC-V」の採用を検討していたとの情報もある。

 (Source: The Information via MacRumors

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更新日2023年11月30日
執筆者g.O.R.i
コメント(1件)

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  1. 通りすがりの読者(コメントID:703354)

    サムスンやクアルコムはArmが設計したコアを元に作ってるのに対して
    林檎はコアを自社設計してるのでそりゃそうかなとは思う。
    (AMDはx86互換コアを作ってるけど、別にIntelからコアの設計図を貰ってるわけじゃないのに近い)
    クアルコムの独自設計コア移行にも当然こういう側面(コスト)はあるはず。

    でも「iPhoneのディスプレイを保護するためのプラスチック素材以下」という例えはなかなか笑える。

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