Apple、オンデバイス処理に特化したフランスのAI企業を買収
過去にフランス政府やDisneyと協業した実績があるスタートアップ
Appleが、オンデバイス処理に特化したフランスのAIスタートアップ企業「Datakalab」を買収した。昨年12月に完了しており、買収金額などは明らかにされていない。
Datakalabは、アルゴリズムの圧縮および組込型AIシステムを強みとしている。クラウドベースのシステムに依存せず、費電力かつ高効率で動作するAI学習アルゴリズムに焦点を当て、AI技術において大きな進歩を遂げた。過去にフランス政府やDisneyと協業した実績もある。
Appleに詳しいBloombergの名物記者Mark Gurman氏の最新ニュースレターによると、Appleの大規模言語モデル(LLM)は完全にオンデバイスで動作する。クラウドベースで動作する競合AIに劣る部分は、GoogleのGeminiやOpenAIのChatGPTなど外部サービスとのライセンス契約によって「穴埋めをする」と伝えている。
Datakalabの方針はAppleの目指すAIと一致。ユーザープライバシーとデータセキュリティを犠牲にせず、通信環境に依存しないことで短時間による出力が期待できるだろう。
今夏発表する「iOS 18」は、AI関連機能が目玉になると見られている。
(Source: Challenges via MacRumors)
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